好調メド苦手なクレーへ対策

ダニール・メドベージェフ（マイアミOP）

画像提供：ゲッティイメージズ

男子テニスで世界ランク４位のＤ・メドベージェフは９日、ロレックス・モンテカルロ・マスターズ（モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000）の大会前会見に登場。クレーシーズンに向けて「間違いなく自分のゲームを変えなければならない」と述べている。

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世界ランク５位のメドベージェフは２月のABNアムロ世界テニス・トーナメント（オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500）、カタール・エクソンモービル・オープン（カタール/ドーハ、ハード、ATP250）、ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権（アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500）と３週連続でツアーを制覇。先月のBNPパリバ・オープン（アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000）では決勝でＣ・アルカラス（スペイン）に屈し準優勝となったものの、続くマイアミ・オープン（アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000）では大会初優勝を飾り今季４勝目を挙げた。

大会公式サイトは会見でのメドベージェフのコメントを掲載。苦手とするクレーシーズンに向けて「僕のストロークはフラットすぎるし、クレーコートでそれは不利になるので間違いなく自分のゲームを変えなければならないね」と語った。

「同時に９ヶ月や１年間やってきたことを大きく変えることはできないので、自分のプレーを続けながら、少し変化させ、適切な瞬間にいくつかのショットを打つという良いバランスを見つけなければならない」

今季マッチ２９勝３敗と好調を維持しているメドベージェフ。キャリア通算１９個のトロフィーをこれまで掲げてきたが、そのうちの１８個はハードコートで獲得。対照的にクレーコートでのツアー優勝経験はない。また、ロレックス・モンテカルロ・マスターズでの最高成績は２０１９年の４強入りとなっている。

メドベージェフはサーフェスが多様であることについて「ハードで続けられればいいけど、ツアーには様々なサーフェスがあることを理解している。ある人はクレーで、ある人はハードで、ある人は芝でより優れているので、それは良いことだよ。異なるサーフェスがあるのは面白いことだし、スポーツにとっても良いことだと思うね」と明かしている。

今大会、第３シードとして出場するメドベージェフ。初戦となる２回戦ではワイルドカード（主催者推薦）で出場する世界ランク４７位のＬ・ソネゴ（イタリア）と予選を勝ち上がった同７９位のＵ・アンベール（フランス）の勝者と対戦する。