男子テニスで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)は9日、ロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)の大会前会見に登場。「クレーシーズンを例年よりも良い状態でスタートしたい」と明かしている。
>>ジョコビッチらモンテカルロ組合わせ<<>>ティアフォーら ヒューストン組合せ<<35歳のジョコビッチは今季、開幕戦のアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)、続く全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でタイトルを獲得。
その後、先月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)と前週のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)に出場するためアメリカ入国に際し必要な新型コロナウイルスのワクチン接種の証明書の提出免除を要求。しかし、出場の許可は下りず、アメリカの「ATPマスターズ1000」2大会を欠場していた。
2月のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)以来のツアー大会出場となるジョコビッチ。ロレックス・モンテカルロ・マスターズでは2013年・2015年に優勝を収めているが、昨年大会は初戦となった2回戦で
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)に3-6, 7-6 (7-5), 1-6のフルセットで敗れている。
大会公式サイトは会見でのジョコビッチのコメントを掲載し「クレーシーズンについて考えるなら、クレーでより多くのトレーニングを行ったことはポジティブなこと。直近のモンテカルロではあまり成功していない。ここでは素晴らしいテニスをできていないので、今年はクレーシーズンを例年よりも良い状態でスタートし、自分のフォームを作り上げることができればと思っている」と語った。
また、居住地がモンテカルロにあるジョコビッチは「ここは僕がよく知るクラブ。モナコに住んでいて、このクラブを練習拠点にしているトッププレーヤーはかなりいる。大会の数週間はクラブが信じられないほど変化するけど、自分のベッドで眠れるというのはとてもいい気分だね。この大会は自分のホームだと感じられるよ。ここの人々はテニスを見ることをとても楽しみにしており、この大会はテニスの歴史を通して成功を収めてきた大会なんだ」と明かしている。
第1シードとして出場するジョコビッチは1回戦免除のため初戦となる2回戦では世界ランク44位の
B・ナカシマ(アメリカ)と同55位の
M・マクドナルド(アメリカ)の勝者と対戦する。
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