第24回 かしわ国際オープンテニストーナメント(千葉県柏市/吉田記念テニス研修センター、ハード、ITF)は4日に本戦が開幕。9日には女子シングルス決勝が行われ、第2シードの
日比野菜緒が第1シードの
チャン・スジョン(韓国)を6-4, 6-3のストレートで破り、優勝を飾った。試合後には「今日は本当に素晴らしい日です。忘れないと思います」とコメントしている。
>>ティアフォーら ヒューストン組合せ<<4月2日・3日に予選が行われた同大会。本戦は32ドローのシングルスと16ドローのダブルスが行われる。
世界ランク124位の日比野は準決勝で第6シードのA・ハルトノ(オランダ)を6-3, 0-6, 6-3のフルセットで下し決勝に進出。一方、同104位のチャンは同166位のユー・シャオディ(中国)を6-4, 5-7, 6-0のフルセットで破り優勝に王手をかけた。
この日の第1セット、日比野は先にブレークに成功しゲームカウント4-2とリード。しかし、第7ゲームでチャンにブレークバックを許す。それでも第10ゲームで2度目のブレークに成功し先行する。
続く第2セットでは第4ゲームでブレークに成功した日比野だったが、直後の第5ゲームでブレークバックを許す。それでも終盤で3ゲームを連取し、優勝を果たした。
表彰式で日比野は「この大会を開催するにあたって、スポンサーをして頂いた橋本創業ホールディングス様、TTC(公益財団法人 吉田記念テニス研修センター)様、その他スポンサー各社の皆様、本当にありがとうございます。新型コロナウイルスの影響でテニスの大会が少なくなった中、こうして日本の皆さんの前でプレーできる機会を頂けたのは選手としてうれしいことです。本当にありがとうございました」とコメント。
「長く選手をやってきましたが、今日は本当に素晴らしい日です。忘れないと思います。皆さん本当にありがとうございました」
表彰式後、インタビューに応じた日比野は決勝戦を振り返り「今週の中で1番いいプレーができたなと思います。ネットプレーも積極的に出せましたし、彼女が2週連続の決勝ということで疲れもあったと思いますが、その中でも攻めていくテニスが出来たのは良かったなと思います」と語った。
天候が影響した今大会については「振り返ったら良い経験だったなと思います。あれだけの強風の中でプレーすることはテニス人生の中でないかなと思います」と笑顔を見せながら明かし、「しっかり自分のプレーができたら勝っていけるんだなという自信になりましたし、今やってることを精度を高くしたいなと思いました」とした。
また、今後の日程については「来週末からアメリカのクレーコート3大会に出てからヨーロッパに行って全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)までクレーの大会に出ます。今回の結果でランキングは上がるのでBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)はチャレンジしたいです」と述べている。
優勝した日比野菜緒、準優勝のチャン・スジョン[画像提供: tennis365.net]
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