男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は2日、シングルス決勝が行われ、第4シードの
D・メドベージェフが第10シードの
J・シナー(イタリア)を7-5, 6-3のストレートで破り、大会初優勝を飾るとともに今季4勝目を挙げた。試合後には「最後はかなり震えた」と明かしている。
>>綿貫 陽介、ティアフォーら ヒューストン組合せ<<>>メドベージェフ優勝 マイアミOP組合せ・結果<<メドベージェフは2月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)、カタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)、ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)と3週連続でツアーを制覇。先月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)では決勝で
C・アルカラス(スペイン)に屈したものの、好調を維持している。
マイアミ・オープンではこれまで2021年と2022年に記録したベスト8が最高成績となっていたが、今大会ではシードのため初戦となった2回戦で世界ランク84位の
R・カルバレス バエナ(スペイン)を下し初戦突破。3回戦では対戦予定だった同56位の
A・モルカン(スロバキア)が棄権すると、続く4回戦で同79位の
Q・アリス(フランス)、準々決勝で予選勝者で同119位の
C・ユーバンクス(アメリカ)、準決勝で第14シードの
K・ハチャノフを下し5大会連続で決勝進出を決めた。
決勝戦、メドベージェフはファーストサービスが入ったときに86パーセントの高い確率でポイントを獲得。シナーに2度のブレークを許すもリターンゲームで4度のブレークを奪い、1時間34分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにメドベージェフのコメントを掲載し「本当にうれしい。今日はタフな試合だった。日中はとても暑く、湿度も高かったしね。簡単なコンディションではなかったよ。ヤニック(シナー)が小さな怪我をしたのか、痙攣を起こしたのかはわからない(第1セット途中で痛める)。僕も苦しかったけど、それを表に出さないようにしていたよ」と語った。
「これほど大きなタイトルを獲得したのは、おそらく1年半ぶりだと思う。最後はかなり震えたよ。でも、なんとか自分を奮い立たせて、試合を終わらせることができた」
メドベージェフが「ATPマスターズ1000」でタイトルを獲得するのは2021年8月のナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)以来 約1年8カ月ぶり通算5度目となった。さらに今回の優勝で3日付のATP世界ランキングで4位に浮上している。
一方、敗れたシナーは大会初制覇とはならず2021年大会に続く2度目の準優勝となった。
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