男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は24日、シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク97位の
ダニエル太郎が第13シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を6-0, 6-4のストレートで破って「ATPマスターズ1000」で2大会連続となる3回戦進出を果たすとともに、大会初の3回戦へ駒を進めた。
>>西岡、ダニエル、綿貫らマイアミOP組合せ<<前週まで行われていたBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)では予選を勝ち抜き本戦入りすると、
R・カルバレス バエナ(スペイン)や
M・ベレッティーニ(イタリア)を下し3回戦へ駒を進めていたダニエル。
今大会はワイルドカードとして出場し、1回戦で世界ランク72位の
A・リンデルクネシュ(フランス)と対戦。第1セット途中でリンデルクネシュが棄権したため2回戦進出となっていた。
一方のズベレフはシード勢が1回戦免除のため、この試合が初戦となる。
初の顔合わせとなったこの試合、ダニエルはダブルフォルトを1度犯したズベレフに対し、第1セット第1ゲームでブレークする幸先の良い立ち上がりを見せる。流れを掴んだダニエルは第3ゲーム、再びチャンスを掴むと、最後はリターンエースを放ちブレークし、序盤4ゲームを連取して圧倒する。その後もミスを重ねるズベレフに挽回を許さなかったダニエルは1ゲームを取られることなく第1セットを先取した。
第2セット、主導権を離さなかったダニエルは第1ゲームからブレークチャンスを握る。しかしここはサービスが決まり、この試合初めてズベレフがキープした。その後は互いにキープを続け膠着した状態になるも、第5ゲームでダニエルがラブゲームでブレークに成功し均衡を破る。そのリードを最後まで守り切り、試合を通して1度もブレークされることなく1時間13分で完勝した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはダニエルのコメントが掲載されている。
「第1セットでは彼(ズベレフ)は苦しんでいた。僕は彼にリズムを取り戻させたくなかったんだ。時には、悪いプレーを続けさせることもある。ちょっと汚い戦いだけどね」
3回戦では世界ランク54位の
E・ルースブオリ(フィンランド)と対戦する。ルースブオリは2回戦で第22シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
C・アルカラス(スペイン)、第6シードの
A・ルブレフや第9シードの
T・フリッツ(アメリカ)、第10シードの
J・シナー(イタリア)、第16シードの
T・ポール(アメリカ)、第24シードの
D・シャポバロフ(カナダ)、第31シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)らが2回戦を突破し3回戦へ駒を進めている。
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