男子テニスのチリ・ドーブ・メンケア・オープン(チリ/サンティアゴ、クレー、ATP250)は4日にシングルス準決勝が行われ、世界ランク76位のT・マルティン・エチェベリーが第3シードの
S・バエス(アルゼンチン)を7-5, 6-3のストレートで破り、自身初のツアー決勝進出を決めた。
>>【動画】エチェベリー、念願の決勝進出を決めた瞬間<<23歳のエチェベリ―は今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で初戦を突破。2回戦で
J・シナー(イタリア)にストレートで敗れたもののグランドスラム初白星を飾った。
その後2月のコルドバ・オープン(アルゼンチン/コルドバ、レッド クレー、ATP250)では初戦敗退となったものの、翌週のアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、 ATP250)ではツアー大会で自身初となる8強入りを果たした。
2年連続の本戦出場となった今大会では1回戦で世界ランク82位の
F・フォニーニ(イタリア)、2回戦で第2シードの
F・セルンドロ(アルゼンチン)、準々決勝で同75位の
D・ラヨビッチ(セルビア)を破ってベスト4に進出した。
エチェベリーは過去2勝3敗の世界ランク35位 バエスに対して、この試合を通じて1度もブレークポイントを与えず。第1セットはゲームカウント6-5で迎えた第12ゲームでブレークを奪い、第2セットは第4ゲームでブレークに成功してこのリードを守って試合時間1時間38分で勝利を決めた。
試合後のエチェベリーのコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、「本当に、信じられないよ」と喜びを語った。
「これは僕にとって、家族にとって、友人にとって、目標達成のためにサポートしてくれているすべての人にとっての夢だ。これはすごいことだよ。ただ、明日は楽しもうと思う。それが初めての決勝戦のキーだと思う」
「今日は昨日と同様に信じられない日だね。今日は初めての準決勝だったので、他の試合と同じようにアグレッシブにプレーすることを心がけた。今は『こんなプレーができるんだ』という自信に満ち溢れているよ」
「今週はいいレベルでプレーができているので、明日もこの調子でプレーできることを願っている」
ツアー初優勝を狙うエチェベリーは5日に行われる決勝で、世界ランク87位の
N・ジャリー(チリ)と対戦する。ジャリーは準決勝で同66位の
J・ムナル(スペイン)を1-6, 7-6(7-4), 6-1の逆転で破って決勝に駒を進めた。
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