男子プロテニス協会のATP公式サイトは3日、世界ランク7位の
D・メドベージェフがつづった「テニス」へのラブレターを掲載。自身のキャリアを振り返り「テニス」競技への感謝を述べている。
>>メドベージェフvsルブレフ 1ポイント速報<<>>メドベージェフらドバイ選手権組合せ<<ATPの企画として、今回メドベージェフは「テニス」へのラブレターを執筆。先月は世界ランク9位の
F・オジェ アリアシム(カナダ)が同様の企画を行っていたが、今回はその第2弾となる。
27歳のメドベージェフは2014年にプロへと転向し、これまで17個のツアータイトルを獲得。2018年1月にシドニー国際(オーストラリア/シドニー、ハード、ATP250)でキャリア初優勝を飾ると、通算3つの「ATPマスターズ1000」、2020年のNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)で優勝。2021年には全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で四大大会初制覇も成し遂げた。
2022年には世界ランク1位の座へと登り詰めたメドベージェフはそのテニスの道を振り返った。
「親愛なるテニスへ、僕は6歳の頃、ラケットを持って走り回るのが大好きだったのを覚えている。1対1であり、1人のプレーヤーしか勝てないからこその競争心を理解したとき、意識的に僕はあなたに恋をしたんだ」
「あなたとのこれまでのキャリアの旅は、確かにとてもエキサイティングだったね。子どものころに想像していたよりも、もっといいものだった。この仕事が大好きで、みんなと一緒に成し遂げたことを本当に誇りに思っている」
昨年はメドベージェフにとって難しい1年となり、世界ランク1位を獲得したあと出場した5つの「ATPマスターズ1000」では準決勝以上に進むことができず、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)と全米オープンでは4回戦で敗退した。
それでも今季はABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)とカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)で2週連続優勝を果たすと、現在開催中のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)では
N・ジョコビッチ(セルビア)らを下し決勝に駒を進めている。
「あなたが僕に与えてくれた最大の挑戦は、どんなに辛くても毎日プッシュすること。時には、試合に負けて自信を失い、次の日の練習ではすべてが非常に悪く、時には極端に悪くなってしまうこともある。でも、その後に良い気分になるためには、プッシュし続けることが必要なんだ。そして、それはあなたが教えてくれたことなんだよ」
「あなたとの思い出はたくさんあるから、ひとつを選ぶことはできない。なぜなら、最初から最後まで、すべての瞬間が素晴らしかったし、まだ終わっていないからだ。厳しいこともあったし、良いこともあった。今後も、また一緒に素晴らしい良い瞬間を迎えることができると思う」
メドベージェフは今季3勝目をかけて、ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権決勝で
A・ルブレフと対戦する。
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