男子テニスのアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)は1日、シングルス2回戦が行われ、予選から出場している世界ランク125位の
ダニエル太郎が第2シードの
C・ルード(ノルウェー)を7-5, 2-6, 7-6 (7-5)のフルセットで破り、昨年10月のテニス・ナポリ・カップ(イタリア/ナポリ、ハード、ATP250)以来となるツアーベスト8進出を果たした。試合後の会見では「勝ててとても幸せだよ」と明かしている。
>>ダニエル 太郎vsデ ミノー 1ポイント速報<<>>ジョコビッチ、メドベージェフらドバイ選手権の組合せ<<>>ダニエル 太郎、フリッツらアカプルコ組合せ<<今大会、予選2試合を勝ち抜いた30歳のダニエルは1回戦で世界ランク44位の
J・J・ウルフ(アメリカ)をストレートで下し大会初白星をあげ初戦を突破。一方、2回戦敗退となった全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)以来のツアー大会となった同4位のルードは同342位のG・アンドレオッシ(アルゼンチン)をフルセットで破り2回戦に駒を進めている。
ツアー本戦では初めての顔合わせとなった両者。第1セット、ダニエルは先にブレークを許したものの、リターンゲームでは2度のブレークに成功し先行する。それでも第2セット、第5ゲームから4ゲームを連取され1セットオールとされる。
迎えたファイナルセット、ゲームカウント5-6で迎えた第12ゲーム、ルードのストロークに対し苦しみ0-30となる。そこから2ポイント連取し追いつくもフォアハンドのショットがアウトになりマッチポイントを握られる。これを凌いだダニエルはその後もう1度迎えたマッチポイントも守り切りタイブレークに突入する。
タイブレークでも両者譲らずキープが続くが、6-5で迎えたダニエル初のマッチポイントを取り切り、2時間57分の激闘の末に勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにダニエルのコメントを掲載し次のように語っている。
「今回の勝利は自分で手繰り寄せたように感じられる。初めて
N・ジョコビッチ(セルビア)に勝ったときは彼があまり良いプレーをしていないように感じた。でも、今回はキャスパーに対して高いレベルでプレーできた。彼(ルード)は復帰したばかりで、少し本調子ではないのが明らかだけどね。でも、それでも、僕は勝たなければならなかった。とてもフィジカルな戦いで、素晴らしい雰囲気で、勝ててとても幸せだよ」
「この地でプレーするのは大好きだけど、暑いのでコンディションにはちょっと苦労している。でも、湿度に対応するために、また肉体的な疲労に対処するために体力と精神力を鍛えてきた。それが実を結び、このような強敵を倒すことができたのだと思う」
ダニエルは準々決勝では第8シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)と対戦する。デ ミノーは2回戦で予選を勝ち上がった世界ランク842位のJ・ベレッティーニ(イタリア)をストレートで下しての勝ち上がり。
敗れた24歳のルードは今季マッチ4敗目。通算3勝4敗と苦しんでいる。
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