男子テニスで世界ランク2位の
C・アルカラス(スペイン)は13日に開幕するアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、 ATP250)で今季開幕戦に臨む。負傷からの復帰戦となる今大会について、男子プロテニス協会のATP公式サイトに大会前の記者会見の内容が掲載された。
>>西岡、ダニエルら デルレイビーチOP組合せ<<>>チチパス、メドベージェフら ロッテルダム組合せ<<19歳のアルカラスは昨年9月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で四大大会初優勝を飾り世界ランク1位へ浮上。その後11月に脇腹を負傷しオフシーズンを迎えると、同期間中に右脚をけがしてしまい、今季開幕に出遅れた。
結果として全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に出場することがきず、世界ランクは2位へ後退。自身にとっての開幕戦はアルゼンチン・オープンとなった。
大会前の会見、第1シードで出場するアルカラスは「昨年11月のロレックス・パリ・マスターズで斜角筋を負傷して以来、初めての大会になるね。あれから4カ月が経った。これだけ長い間試合に出ていないと簡単にはいかないだろうけど、いつも勝つことを考えているし、勝ちたいと思っているよ」とコメント。
「僕は数日早く来て、本当に良い選手たちと練習して、徐々に上達して、できるだけ良い状態でトーナメントを始められるようにしたんだ」
昨年好成績をおさめたこと、そしてそれを今季は守る戦いになることについては「去年はとても良い年だったよ。自分の夢、目標をとても早く達成することができた。実質的にわずか1年でね。1位になってからは、新しい目標、長期的な新しいことを設定しなければならなかったし、自分自身を楽しみ続け、向上し続けなければならなかった。これからもトレーニングを続け、前を向いていかなければならないね」と語っている。
「(今は)自分のゲーム、フィットネス、メンタリティーなど、すべてを向上させることができると思っている。少しずつでも、僕と僕のチームはその小さなステップを踏んで、さらに良くなっていくはずだ。ラファ(ナダル)、ロジャー(フェデラー)、ジョコビッチ、彼らは若い頃とても良かった。でも、時間が経つにつれて、彼らはさらに進歩してきたんだ」
「これからも、さらに向上していかなければならないとわかっている。夢の実現があまりに早かったから、びっくりしてしまった。今はそれに慣れ、新たな目標ができ、自分がどこに行きたいのか、どうなりたいのか、それが1番大事なことだ。簡単なことではないけどね」
アルカラスは初戦となる2回戦で世界ランク58位の
F・フォニーニ(イタリア)と同62位の
L・ジェレ(セルビア)のどちらかと対戦する。
今大会の第2シードは
C・ノリー(イギリス)、第3シードは
L・ムセッティ(イタリア)、第4シードは
D・シュワルツマン(アルゼンチン)、第5シードは
F・セルンドロ(アルゼンチン)、第6シードは
S・バエス(アルゼンチン)、第7シードは
A・モルカン(スロバキア)、第8シードは
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)。上位4シードは1回戦が免除となる。

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