テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は23日、男子シングルス4回戦が行われ、世界ランク89位の
B・シェルトン(アメリカ)が同67位の
J・J・ウルフ(アメリカ)を6-7 (5-7), 6-2, 6-7 (4-7), 7-6 (7-4), 6-2のフルセットで破り、大会初出場でベスト8進出を果たした。試合後には「最高の気分」と語った。
>>チチパスvsレヘチカ 1ポイント速報<<>>ジョコビッチ、チチパスら全豪OP男子 組合せ・結果<<20歳のシェルトンは昨年5月のNCAA全米学生テニス選手権の男子シングルス王者となり、同年8月にプロ転向を宣言。フロリダ大学に所属しながらアメリカ国内のチャレンジャー大会やITF大会を主戦場にし、世界ランクを上昇させてきた。
2022年は1月時点で世界ランク573位だったものの、チャレンジャー大会で3度の準優勝と3度の優勝を経験。ツアーデビューも果たすと、8月のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)では
C・ルード(ノルウェー)を撃破した。世界ランク96位でシーズンを終えている。
昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)に続き2度目のグランドスラム出場となった20歳のシェルトンは今大会、1回戦で世界ランク96位の
ジャン・ジジェン(中国)をフルセットで下し、四大大会初白星。続く2回戦では予選勝者で同154位の
N・ジャリー(チリ)、3回戦ではワイルドカード(主催者推薦)で出場する同113位の
A・ポピリン(オーストラリア)を破り勝ち上がった。
この日、23本のサービスエース決めファーストサービスが入ったときに82パーセントの確率でポイントを獲得。ブレークを許さなかったものの第1・第3セットはタイブレークの末にものにされる。それでもリターンゲームでは4度のブレークに成功し、3時間47分の激闘を制した。
試合後の会見では「間違いなくサプライズだ。僕は何も期待せずに飛行機に乗った。時差ぼけや時間の変化など、アメリカからオーストラリアに慣れるのはとても大変なことだと知っている。アメリカから1度も出たことのない僕にとって、これは大変なことだと思った。でも、期待されながらプレーをしなければいけないという気持ちを持ちながらも、自分らしく自由にプレーできていると思う。それが自分の成功に大きく貢献しているよ」とコメント。
「この1週間は僕にとってかなり特別なだった。アメリカ以外の国で初めてのグランドスラムに出場し、今週から学校にも通い始め、間違いなく大変な日々を送っている。大変なことだけど、今のところとても楽しんでいるよ」
「ここで勝った試合は、どれも同じような感覚。喜びと安堵が入り混じったような感じだね。最後のボールが落ちたとき、僕はやり遂げたんだと。この舞台で4回続けて勝てたことは素晴らしいことだよ」
「まだまだ改善できることがたくさんある。僕はまだ若いし、改善する時間もある。でも、これからの試合では誰とでも5セットを戦える自信があるんだ。正しい方法で体をケアし、試合に向けて最高のパフォーマンスを発揮できるよう努力している」
勝利したシェルトンは準々決勝で世界ランク35位の
T・ポール(アメリカ)と対戦する。ポールは4回戦で第24シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を6-2, 4-6, 6-2, 7-5で下しての勝ち上がり。
同日には第4シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第5シードの
A・ルブレフが8強に駒を進めている。
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