17日と18日の2日間にわたり、テニスのエキシビションイベント「エアトリ HEAT JAPAN 2022」(MTSテニスアリーナ三鷹/室内ハード)が2019年以来3年ぶりに開催。同大会に出場中の
内山靖崇にインタビューを行い、今シーズンの振り返りや来季に向けての思いを聞いた。
このイベントは日本を代表するトッププロが集結し、2日間にわたってコートの間近で熱戦を観ることができるもの。昨年と一昨年はコロナ禍のため開催できず、今年は3年ぶり。2022年を締めくくるのにふさわしいテニスイベントとなっている。
17日には内山の他に、
内田海智、
綿貫陽介、
中川直樹が参戦。18日も同様のメンバーでシングルスやエンターテインメントダブルスなど観客を盛り上げる。
内山は今季序盤、ツアー大会に出場するも白星をあげれず苦戦。チャレンジャー大会では白星をあげたものの3月にふくらはぎを負傷し約6週間離脱した。それでも復帰後、5月のツアー下部大会 ITF M25 モナスティル(チュニジア/モナスティル、ハード、ITF)で優勝。7・8月のチャレンジャー3大会では4強入りを果たした。
しかし、その後は腰の負傷もあり、シーズン終盤は離脱を余儀なくされた。9月には自身が主催するUCHIYAMA CUP(北海道/札幌、ハード、ITF)を2週連続で開催。全日本男子プロテニス選手会の代表理事を務める内山は、選手活動のみならず多岐にわたった活動をしている。
内山は今季について「成績やランキングを見ると正直最悪なシーズンだなと思います。ここ数年の中でも明らかに悪い結果でしたし、自分の中ではフィジカルの部分が原因だっだと思っています。ふくらはぎのけがから回復した後、7月以降はある程度結果を残せて、西岡選手に勝てたりもしました。そこがいいきっかけになりそうだったんですけど、今度は腰のけがをやってしまって、そういう意味では少しもったいなかったと思います。オフシーズンになってからは腰の状態もいい方向に向かい始めています。今年は結果としてはよくなかったですけど、これまでのプロセスを全部来年に活かさないと無駄になってしまうので、いい形で繋げたいです」と話した。
また、現在世界ランク323位の内山。来年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では予選に入ることができず、当面は全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)やウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)での予選に入ることが現実的だと明かした。
「ランキングが落ちてしまったので、全豪オープンの予選は入れなかったです。なので全仏オープンで予選に入るというのがシーズン最初の目標になります。今のランキングでトップ100を目指しますとは言える状況ではないですけど、全仏とウィンブルドンでは予選に出場して、そこで本戦入りして勝利するというのが当面の目標です。その上でトップ100を狙えるようなパフォーマンスができれば、次の目標設定ができると思うので、まずはグランドスラム予選に出ることだと思います」
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