12月8日から開催されるディルイーヤ・テニス・カップ(サウジアラビア/ディルイーヤ、エキシビション)は25日、公式YouTubeで男子テニスで世界ランク150位の
S・ワウリンカ(スイス)のインタビュー動画を公開している。
同大会は2019年、サウジアラビアで初めて行われたプロテニスのエキシビションマッチ。男子12選手が争い、優勝者は100万ドル(約1億3900万円)を獲得する。
左足の負傷および手術により試合から離れていた37歳のワウリンカ。今季、3月のエニーテック365・アンダルシア・オープン(スペイン/マルベーリャ、クレー、ATPチャレンジャー)で昨年3月のカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)以来約1年ぶりに公式戦に出場。
しかし、1回戦で当時131位の
E・イメル(スウェーデン)に2-6,4-6のストレートで敗れ、復帰戦を白星で飾ることはできなかった。
それでも、3月のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)では
R・オペルカ(アメリカ)を3-6, 7-5, 6-2の逆転で破り、1年3カ月ぶりの白星。続く2回戦で
L・ジェレ(セルビア)を7-6(10-8), 3-6, 6-4のフルセットで破り、ベスト16進出を決めた。
その後、初戦敗退と2回戦敗退が続いたワウリンカだったが、9月のモゼール・オープン(フランス/メッツ、室内ハード、ATP250)で予選を勝ち上がると、2回戦では
D・メドベージェフを6-4, 6-7 (7-9), 6-3のフルセットで破るなどし、2年8カ月ぶりにベスト4進出を果たした。
さらに10月のスイス・インドア・バーゼル(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)では初戦で
C・ルード(ノルウェー)を6-4, 6-4のストレートで破り、初戦突破。準々決勝では
R・バウティスタ=アグ(スペイン)に敗れたものの、今季ツアー2度目の8強進出となった。
動画内で、ディルイーヤ・テニス・カップに2度出場しているワウリンカは「素晴らしい思い出になった。ファンも素晴らしくて、いい雰囲気だった。サウジアラビアでテニスが行われるのは初めてだったから、彼らにとっては特別で新しいことだったと思う。また来るのが楽しみになったよ」とコメント。
「トッププレーヤーが出場するこの大会は12月に開催されるので新しいシーズンを始める前に、自分自身を試すには最適なんだ。前回はあまりいいプレーができなかったので、今回はもっといいプレーができるといいなと思っている」
「手術で長い間休んでいたので、カムバックするのは本当に難しいと思っていたし、時間がかかると思った。今、僕は素晴らしいプレーをしていると思うし、肉体的にも最高の気分だ。ここ数週間、ルードやメドベージェフのようなトッププレーヤーとの試合に勝って、自信になった。これから肉体的な準備に時間をかけ、少しでも自分のプレーを向上させたいと思う」
今回行われるエキシビションマッチにはワウリンカの他に、世界4位の
S・チチパス(ギリシャ)、同7位のメドベージェフ、同8位の
A・ルブレフ、同9位の
T・フリッツ(アメリカ)、同12位の
A・ズベレフ(ドイツ)、同22位の
N・キリオス(オーストラリア)、同106位の
D・ティーム(オーストリア)が出場を予定している。
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