ATP最終戦 W杯配慮で時間変更

2021年のNittoATPファイナルズ

画像提供：ゲッティイメージズ

１１月１３日に開幕する男子テニス最終戦のNitto ATPファイナルズ（イタリア/トリノ、室内ハード）は１９日、同大会のシングルスとダブルスの決勝開始時刻を変更すると発表した。

Nitto ATPファイナルズは年間の大会獲得ポイント上位８選手が出場するシーズン最後の大会。シングルスとダブルスの決勝は大会最終日の２０日に行われることに関しては変更なかったが、試合開始時刻がダブルス１６時、シングルス１９時（現地時刻、従来はシングルス１７時以降開始）に変更された。

大会公式サイトはこの変更の理由について、同日に組まれたサッカーのFIFAワールドカップ開幕戦が１７時スタートになったことが示された。

公式サイトには「直接的な時間の衝突を避けるために変更が行われた。ATPツアー最終戦は世界中のファンに向けて最大限にアピールすることができる。世界最大のスポーツイベントのひとつであるFIFAワールドカップの開幕と重ならないようにすることで、Nitto ATPファイナルズを世界中のできるだけ多くの観客に見てもらいたいと考えている」とつづられた。

Nitto ATPファイナルズには現時点でＲ・ナダル（スペイン）、Ｃ・アルカラス（スペイン）、Ｃ・ルード（ノルウェー）、Ｓ・チチパス（ギリシャ）、Ｎ・ジョコビッチ（セルビア）の５名が出場を決めている。

昨年はＤ・メドベージェフを下したＡ・ズベレフ（ドイツ）が２０１８年に続き２度目の優勝を果たした。