女子テニスのツアー下部大会 浜名湖東急カップ 浜松ウイメンズオープン(静岡県浜松市、砂入り人工芝、ITF2.5万ドル)は大会最終日の16日、シングルス決勝が行われ、世界ランク446位の
加治遥が同1,170位の山﨑郁美を破り、優勝を果たした。
決勝戦は2週間前の能登和倉国際女子オープンテニス(石川県七尾市、砂入り人工芝、ITF)で優勝を飾った加治と、前週のGOSEN CUP スウィングビーチ牧之原国際レディースオープンテニストーナメント(静岡県牧之原市、砂入り人工芝、ITF2.5万ドル)でタイトルを獲得した山﨑の対決。
試合は最初のゲームから、デュースにもつれ込む競った展開となる。だが、山﨑がキープし迎えた加治のサービスゲーム終盤で、山﨑が足を捻って転倒。試合継続は不可能となり、ゲームカウント1-1となったところで山﨑が棄権し、加治の優勝が決定した。
試合後には急遽、世界ランク788位の
阿部宏美と、加治による1セットマッチのエキジビションマッチが行われた。阿部は筑波大学のエースとして、10月14日まで開催されていた全日本大学対抗テニス王座決定試合(愛媛/愛媛県総合運動公園、ハード)の決勝戦に出場。その足で浜松に足を運び、イベントスタッフとして大会運営に加わっていた。
両者は公式戦さながらの真剣でハイレベルなテニスを披露。試合は6-3で加治が勝利している。
優勝した加治は試合後に「最後はこういう結果になり、山﨑選手が心配です。自分としては、昨日は思っていたようなテニスができなかった反省点はあるが、能登から3週間、自分のテニスをしっかりやろうと意識し、ちょっとずつ好結果に結びついてきた。その意味では優勝できて、すごく意義のある大会だった」とコメントした。
「(来週出場する全日本選手権は)やはり特別な大会。タイトルを取りたいという思いはすごくある。でもあまり意識しすぎず、今続けている自分のテニスを、しっかりやることを一番に考えていきたい」
また、前日にはダブルス決勝が行われており、
荒川晴菜/
伊藤あおい組が第3シードの
林恵里奈/
森崎可南子組を6-1, 7-6 (8-6)で破り、優勝をおさめている。
シングルス表彰式の様子[画像提供:浜松ウイメンズオープン]
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