女子テニスのツアー下部大会 浜名湖東急カップ 浜松ウイメンズオープン(静岡県浜松市、砂入り人工芝、ITF2.5万ドル)は大会7日目の15日、シングルス準決勝2試合が行われ、世界ランク446位の
加治遥と同1,170位の山﨑郁美がそれぞれ決勝へ進出した。
加治は準決勝で第5シードの
華谷和生に1-6, 6-2, 7-5逆転勝ちで決勝への切符を手にした。
一方、今年の全日本学生テニス選手権大会(インカレ)女王の山﨑は、ディフェンディングチャンピオンの
西郷里奈に2-6, 6-1, 7-5の逆転勝利。山﨑は前週優勝を飾ったGOSEN CUP スウィングビーチ牧之原国際レディースオープンテニストーナメント(静岡県牧之原市、砂入り人工芝、ITF2.5万ドル)に続く2週連続の決勝進出となった。
決勝進出を決めた加治は「出だしは相手のリズムに自分が合わせられず、ミスが増えた。ストレスの掛かった試合ではあったが、まずはミスを減らし、サイドを狙いすぎず、しっかりラリーをすることに心がけたら、少しずつポイントが取れるようになった」と試合を振り返った。
次戦に向けては「(決勝の相手の)山﨑選手は、ミスが少なく、粘るところと攻める局面を見極められる選手。こっちもしぶとくプレーしたい」と語った。
加治遥[画像提供:浜松ウイメンズオープン]
山﨑は「立ち上がりは、西郷選手のあまりの攻撃力に圧倒された。自分ができることと言ったら一球ずつ返すことくらいなので、それを心がけたらボールが深く入ってくれて、相手のミスも引き出せたのかなと思う」とコメント。
「(決勝の相手の)加治さんは、オンコートもオフコートも、プロフェッショナルで尊敬している選手。やってきたことをぶつけるしかないので、目の前のポイントに食らいついていきたい」と決勝への意気込みを語った。
また同日に行われたダブルス決勝では、
荒川晴菜/
伊藤あおい組が第3シードの
林恵里奈/
森崎可南子組を6-1, 7-6(8-6)で破り、優勝をおさめている。
加治と山﨑によるシングルス決勝は16日11時より行われる。
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