男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は13日、シングルス準々決勝が行われ、第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)が第10シードの
J・シナー(イタリア)を7-6(7-5), 6-2のストレートで破り、2019年以来3年ぶり2度目のベスト4進出を果たした。試合後、チチパスは
A・ズベレフ(ドイツ)との準決勝に向けて、「最も難しい選手の一人」と語った。
>>チチパスvsズベレフ 1ポイント速報<<>>ジョコビッチvsルード 1ポイント速報<<今大会の3回戦で世界ランク24位の
K・ハチャノフを逆転で破り勝ち上がりを決めたチチパス。この試合の第1セットでは第2ゲームでいきなりブレークに成功。直後の第3ゲームでは3度のブレークポイントを凌ぎ、序盤で3ゲームを連取する。しかし、ホームの大声援を受けるシナーに第5ゲームでブレークを許しゲームカウント3-3とされる。その後はお互いにブレークを許さずにタイブレークに突入。2度のミニブレークに成功したチチパスが先行する。
続く第2セット、チチパスは第3ゲームでブレークに成功。第7ゲームでもブレークを奪うとサービング・フォー・ザ・マッチとなった第8ゲームでは体調不良の観客が出たため一時中断となるも、2度目のマッチポイントを活かし、2時間27分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは試合後のチチパスのコメントを公式サイトに掲載。次のように試合を振り返っている。
「うまくいってよかったよ。今日は最高の1日だった。そして最も重要だったのは、第1セットのタイブレークだったね。考えすぎず躊躇せず、それが最終的に報われたんだ」
勝利したチチパスは準決勝で第2シードのズベレフと対戦する。ズベレフは準々決勝で世界ランク45位の
C・ガリン(チリ)を7-5, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
チチパスはズベレフとの一戦についても言及している。
「僕たちは似たようなスタイルだけど、彼(ズベレフ)はツアーで対戦するのが最も難しい選手の一人だ。僕は彼をとても尊敬しているんだ。彼はこれまで多くのことを成し遂げてきた」
なお、同日行われた準々決勝では第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第5シードの
C・ルード(ノルウェー)が勝ち上がっており、両者は準決勝で対戦する。
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