男子テニスで世界ランク4位の
R・ナダル(スペイン)は9日、BNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)の試合前会見に登場。怪我からの復帰後の調整に苦労したことを明かした。
>>BNLイタリア国際 男子組合せ・結果<<>>BNLイタリア国際 女子組合せ・結果<<昨年王者のナダルは「今回は全く違う状況。1ヵ月半、練習ができない状態が続いたので何が起こっているのかがよくわかる。通常、負傷からの復帰で新シーズンに入るときはある程度の準備期間が必要だ。そしてもちろん、自信を取り戻し、自分のテニスのレベルを上げる必要もある。だから、もう少し時間が必要なのは普通のことなんだ。僕にとって、マドリッドでの1週間はネガティブなものではなかったよ。たとえ、この大会が僕にとって最も難しいものだったとしてもね」とコメント。
今季は1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では決勝で
D・メドベージェフを破り、2009年以来13年ぶり2度目の優勝を果たすとともに、史上最多となる四大大会21勝目を飾った。
続く2月のアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)でもタイトルを獲得。3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)では無敗の20連勝で決勝に進出したものの、
T・フリッツ(アメリカ)に敗れ、準優勝となった。
その後、3月22日に肋骨の疲労骨折を報告していたナダルはムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)で復帰したが、準々決勝で
C・アルカラス(スペイン)に敗れベスト8進出を逃していた。
復帰に関してナダルは「6週間もラケットに触れず、運動する機会がないとなると体はまるで古い機械のようなものだった。この機械を再び動かすには時間が必要なんだ。19歳の時と、もうすぐ36歳になる時とでは、テニスのキャリアで経験したすべての問題が違うんだ。自分の体や動きに自信を持つことが必要で、そうすれば、また自分のテニスを快適に感じることができるようになるよ」と明かした。
昨年王者のナダルはBNLイタリア国際への出場に「ローマに来るのが楽しみ。ローマは大好きな場所だよ。素晴らしい思い出があるからね。いつもと同じようにベストを尽くす。先週より少しはいいプレーができるように準備したい」と語った。
ナダルは同大会に第3シードとして出場。上位4シードは1回戦免除のため初戦となる2回戦で世界ランク27位の
J・イズナー(アメリカ)と同49位の
J・セルンドロ(アルゼンチン)の勝者と対戦する。
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