男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は4日、シングルス2回戦が行われ、第3シードの
R・ナダル(スペイン)が世界ランク38位の
M・キツマノビッチ(セルビア)を6-1, 7-6 (7-4)のストレートで破り、2年連続18度目の初戦突破を果たした。
>>ジョコビッチvsマレー 1ポイント速報<<>>マドリッドOP 男子組み合わせ・結果<<3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で準優勝を果たした後、肋骨骨折を報告したナダル。それ以来 約1カ月半ぶりの公式戦となった今大会では上位8シードは1回戦免除のため、2回戦が初戦となった。
過去5度の優勝を果たしているナダルはこの試合の第1セット、ストローク戦で圧倒すると第3ゲームから5ゲームを連取し37分で先行する。
続く第2セットでは雨天で一時中断となるも再開後の第5ゲームでブレークに成功したナダル。直後の第6ゲームでこの日初のブレークを許すも第11ゲームでブレークを奪う。しかし、サービング・フォー・ザ・マッチとなった第12ゲームで再びブレークを許し、タイブレークに突入。それでも2度のミニブレークに成功したナダルが2度目の顔合わせとなったキツマノビッチを下した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトでナダルのコメントを紹介している。
「すべてのカムバックが異なっている。状況をまとめて、すべてのカムバックを分析する必要があった。ここ数カ月好調だった選手とホームのクレーコートで戦うという、僕にとってとても重要な試合になった」
「だから(すべてを合わせると)とてもタフな第1ラウンド。僕はそれを非常にうまくマネージメントできたと思う。良いレベルでプレーできたから、勝利にとても満足しているよ」
「物事が完璧に進むわけではないことを謙虚に受け止め、正しい決意を持って前進し、戦う必要があることを受け入れて、ポジティブであり続けようと思っているんだ」
「正しい姿勢でプレーし、勝てた試合はすべて、またここでプレーするためのプレゼントのように受け止めなければならない」
勝利したナダルは3回戦で世界ランク60位の
D・ゴファン(ベルギー)と対戦する。ゴファンは2回戦で同31位の
B・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には、第2シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)、第8シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)、第9シードの
C・ノリー(イギリス)、第10シードの
J・シナー(イタリア)、第12シードの
H・フルカチュ(ポーランド)らが16強へ駒を進めた。
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