6月27日に開幕するウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は20日に公式サイトを更新。2022年大会におけるロシア・ベラルーシ人選手に関する声明を発表した。
>>ジョコビッチvsジェレ 1ポイント速報<<>>バルセロナOP 組み合わせ<<ウィンブルドンの声明は以下の通り。
「私たちはロシアの違法行為に対する世界的な非難を共有し、イギリスのスポーツ機関として、選手、地域社会、より広い観点から、この状況を慎重に検討した」
「イギリスおよび世界におけるこの大会の知名度を考えると、可能な限り強力な手段でロシアの世界的影響力を制限するために、政府、産業界、スポーツ団体などが幅広く行っている努力の一翼を担うことが我々の責任であると考える」
「このような不当かつ前例のない軍事的侵略の状況下で、ロシア政権がロシアやベラルーシの選手の参加によって、何らかの利益を得ることは容認できない。したがって、私たちは遺憾の意を表明し、ロシアとベラルーシの選手が2022年の同大会にエントリーすることを拒否することを発表した」
ウィンブルドン大会本部(オールイングランド・クラブ)の会長であるイアン・ヒューイットは「私たちは、このような事態に見舞われた方々が、ロシア政権の指導者たちの行動によって苦しむのは悲しいことであると認識している」とコメント。
「私たちは、イギリス政府の指導の下で取り得る代替措置を非常に慎重に検討したが、この大会の注目度の高さ、ロシア政権の宣伝にスポーツを利用させないことの重要性、一般市民と選手(家族を含む)の安全に対する幅広い懸念から、他の方法で進めることは実行不可能であると考えている」
また、今後の状況によっては状況が変わることを最後に付け加えており、「現在から6月までの間に状況が大きく変化した場合は、それに応じて検討し、対応する」と掲載している。
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