女子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)は13日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク409位の
D・サビル(オーストラリア)(オーストラリア)が第20シードの
E・メルテンス(ベルギー)を6-3, 4-6, 6-3の逆転で破り、初のベスト16進出を果たした。
>>BNPパリバOP男女 組合せ・結果<<>>高校センバツ 男女団体組合せ<<大会前に自身のSNSで「私とウクライナカラーのユニフォームを着て出ない?」と呼び掛けていたサビル。ロシアで生まれた同選手は2016年まではロシア国籍としてプレーしていたが、2月には「現状で沈黙していることは、加担していることと同じ。プーチン、戦争を止めろ。軍隊よ、帰ってこい!」とウクライナ侵攻には強く反対していた。
そして、ウクライナカラーのユニフォームで臨んだ今大会。1回戦で世界ランク41位の
ザン・シュアイ(中国)、2回戦で第9シードの
O・ジャバー(チュニジア)を破り2019年以来3年ぶりの3回戦進出を果たした。
この試合の第1セットでは終盤で3ゲーム連取を許し先行される。しかし、第2セット、第1ゲームでいきなりブレークに成功。第6ゲームでブレークバックを許したものの第9ゲームでブレークを奪いセットカウント1-1に追いつく。迎えたファイナルセット、序盤で4ゲーム連取に成功し、2時間57分で勝利した。
女子テニス協会のWTAは公式サイトにサビルのコメントを掲載し「ここで本当に楽しんでいる。トーナメントにいるだけで楽しいわ。今朝だって、試合の前にウォーミングアップをしていたら、本当に気分が良かった」と語った。
勝利したサビルは4回戦で第6シードの
M・サッカリ(ギリシャ)と対戦する。サッカリは3回戦で第27シードの
P・クヴィトバ(チェコ)を6-3, 6-0のストレートで破っての勝ち上がり。
同日には、第17シードのE・リバキナ、第18シードのL・フェルナンデス、第21シードの
V・クデルメトバ、第30シードの
M・ボンドロウソワ(チェコ)、第31シードの
V・ゴルビッチ(スイス)らが16強入りを決めている。
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