男子テニスのテニス・オハイオ・チャンピオンシップス(アメリカ/コロンバス、ハード、ATPチャレンジャー)は29日、シングルス準決勝が行われ、第3シードで世界ランク119位の
西岡良仁が第1シードで世界ランク58位の
J・ブルックスビー(アメリカ)を6-3, 6-4のストレートで破り、決勝へ進出した。
>>ナダルvsメドベージェフ 1ポイント速報<<>>全豪OP 男女シングルス組合せ・結果<<21歳のブルックスビーは昨年、7月のホール・オブ・フェーム選手権(アメリカ/ニューポート、芝、ATP250)でツアー初の準優勝を果たすと、9月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)では四大大会初の16強入りを決め、年初時点での世界ランク300位台から年度末には56位まで躍進。
西岡は初顔合わせとなったアメリカ期待の若手ブルックスビーに対して第1セット、試合開始から3ゲームを連取。第5ゲームでブレークバックを許すも直後の第6ゲームで再びブレークし、そのリードを守って6-3で先取する。
第2セットでも第1ゲームでブレークに成功すると、サービスゲームでは1度もブレークポイントを与えず、1時間28分で勝利を掴んだ。
西岡は昨年10月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)1回戦で
F・デルボニス(アルゼンチン)に勝利して以降、現在開催されている全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)まで、計6大会に出場し、いずれも本戦では未勝利。
全豪オープン敗退後の記者会見では、「試合やってて勝てるイメージが一切ないですし、ポイントでも取れるイメージがないので、ミスするようなボールじゃなくてもミスするイメージが湧いてきて、それの払拭の仕方がわからないです」と、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う大会中止や遠征時の隔離期間の影響が大きく、自身の思うようなプレーができていないことへの苦しい心境を吐露した。
その後、自身のSNSを更新し「上手くいかない時期が続きますが、兄と一緒に良くなるように努力していきます。今後も応援してくださる方々、よろしくお願い致します」とファンに向けてつづっていた。
西岡は決勝で、同137位の
J・ロディオノフ(オーストリア)(オーストリア)と同241位の
D・ストリッカー(スイス)(スイス)の勝者と対戦する。
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