男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は14日、シングルス準決勝が行われ、第3シードの
S・チチパス(ギリシャ)は世界ランク32位の
R・オペルカ(アメリカ)に7-6 (7-2),6-7 (4-7),4-6の逆転で敗れ、決勝進出とはならなかった。
>>大坂ら シンシナティ対戦表<<>>大坂 なおみ 初戦1ポイント速報<<2018年の同大会で準優勝を果たしているチチパスはこの日の第1セット、ファーストサービスが入ったときに84パーセントの高い確率でポイントを獲得するなどオペルカにブレークを許すことのないプレーを披露。タイブレークではストローク戦で主導権を握り先行した。
しかし、第2セットでは第1セットと同じように互いにブレークを奪えないままタイブレークに突入。タイブレークではオペルカがストローク戦で流れを掴むと、最後はチチパスの片手バックハンドがフレームショットとなり大きくアウト。セットカウント1-1に追いつかれた。
このときチチパスはラケットを振り上げコートに叩きつけると、ベンチに戻る素振りを見せながら再びラケットを叩きつけた。会場は地元のオペルカがセットを獲得したことで大きな歓声に包まれており、チチパスは悔しさを表したかたちとなった。
ファイナルセットに入っても、チチパスはオペルカからブレークを奪うことができずに敗北。2時間32分で逆転負けを喫し、今年4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、 レッドクレー、ATP1000)以来 約4カ月ぶり2度目となる「ATPマスターズ1000」のタイトル獲得への道は閉ざされた。
勝利したオペルカは「ATPマスターズ1000」初の決勝進出。タイトルをかけて第1シードの
D・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは準決勝で世界ランク30位の
J・イズナー(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。
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