男子テニスのスイス・ オープン・グシュタード(スイス/グシュタード、レッド クレー、ATP250)は19日、シングルス1回戦が行われ、第6シードの
B・ペール(フランス)が世界ランク130位の
J・コバリク(スロバキア)を6-3,7-6 (7-2)のストレートで破って初戦突破を果たすとともに、今季シングルスツアーで5試合目の白星をあげた。
世界ランク49位のペールはこの日、ファーストサービスが入ったときに71パーセントの確率でポイントを獲得。コバリクに5度のブレークチャンスを与えるもこれを全てしのぎ1時間25分で勝利した。
また、第2セットのゲームカウント1-2、40-30で迎えたポイントでは、サーブ・アンド・ボレーを試みたペールがボレーを放つと強烈な回転がかかり、相手コートでバウンドしたあとに自身のコートに戻ってくる返球不可能なボレーを披露。会場が大きく沸いた場面もあった。
32歳のペールはこの試合の勝利で今季ツアーで5試合目の白星。昨シーズンの途中から、新型コロナウイルス感染拡大のため選手の移動制限やマスクの着用が求められるなか黒星を重ねてきたが、前週のハンブルグ・ヨーロピアン・オープン(ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、ATP500)で2勝し8強入り。この日も白星をあげ復調の兆しが表れている。
2回戦では世界ランク105位の
T・フリークスポール(オランダ)と同140位の
J・ロンデロ(アルゼンチン)のどちらかと対戦する。
スイス・ オープン・グシュタードの第1シードは
D・シャポバロフ(カナダ)、第2シードは
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、第3シードは
C・ルード(ノルウェー)、第4シードは
C・ガリン(チリ)。上位4シードは1回戦免除のため2回戦から登場する。
ペールのスーパーボレーはこちら
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