テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は30日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク60位の
N・キリオス(オーストラリア)が第21シードの
U・アンベール(フランス)との2日がかりの死闘を6-4, 4-6, 3-6, 6-1, 9-7のフルセットで制し、初戦突破を果たした。
>>錦織vsトンプソン 1ポイント速報<<>>錦織らウィンブルドン対戦表<<この試合は29日に行われたが、ファイナルセットの途中で30日へ順延となった。
試合を通して23本のサービスエースを放ったキリオスは、前哨戦のノベンティ・オープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)で優勝したアンベールを3時間26分におよんだ死闘の末に振り切った。
この日、キリオスは芝に足を滑らせて転倒するハプニングに見舞われた。前日には世界ランク41位の
A・マナリノ(フランス)、女子では第6シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)が芝に足を滑らせて負傷し、途中棄権を余儀なくされた。
同日の2回戦では、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)も転倒していた。
会見でキリオスは「何か悪いことが起きても、起き上がってプレーしようとした。片足でも試合を終えようとした。コートにいることを本当に楽しんだ。股関節に問題はない。とてもラッキー。トップ選手がコートで滑って負傷し、大会を去るのは悲惨なこと」と述べた。
「マナリノは
R・フェデラー(スイス)に最高の試合をした。レジェンドのセリーナが去るのを見るのは簡単なことではない。自分が深刻なことにならなかったのは、とてもラッキー。芝では時々起きてしまう。滑ってしまい、けがにつながる」
続けてキリオスは、過酷なスケジュールで行われるツアーについて「今の選手はたくさんの試合をしている。テニスのスケジュールは厳しい。まさしく残酷。全仏オープンがあって、すぐに芝の大会。毎週毎週、ベストなテニスを続けるように期待される」と語った。
「答えがあるか分からない。クレーはスライドするもので、より安全。芝は予測不能な要素がある。だから難しい。保証はない」
2回戦でキリオスは、世界ランク77位の
G・マジェル(イタリア)と対戦する。マジェルは1回戦で同129位の
J・ロンデロ(アルゼンチン)を下しての勝ち上がり。
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