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「歴史の一部になれた」とジョコ

ノヴァーク・ジョコビッチ
全仏オープンを制したジョコビッチ
画像提供: ゲッティ イメージズ
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は13日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードのS・チチパス(ギリシャ)を6-7 (6-8), 2-6, 6-3, 6-2, 6-4の大逆転で破り、2016年以来5年ぶり2度目の優勝を果たすと同時に、1968年のオープン化以降で男子初となる「ダブルグランドスラム(すべての四大大会で2回以上優勝)」の偉業を達成した。試合後の会見では「愛するスポーツの歴史の一部になれた」と喜びを語った。

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決勝戦、ジョコビッチは2セットダウンの崖っぷちに追い込まれるも、セットカウント2-2に追いつくと、ファイナルセットでは第3ゲームでチチパスからブレークに成功。チャンピオンシップポイントではスマッシュを決め、4時間11分におよんだ死闘を制した。

今大会の準決勝では14度目の全仏オープン制覇を狙うR・ナダル(スペイン)を撃破。絶対王者を倒し決勝の舞台へ駒を進めていた。

四大大会19勝目、キャリア通算84勝目をあげたジョコビッチは試合後の会見で「もちろんこのダブルグランドスラムの達成はとても誇りに思う。愛するスポーツの歴史の一部になれた。この48時間で起こったこと全てに対してこれ以上に幸せで満足いく結果はない。これまで達成した記録や経験の中でもトップ3に入るよ」と話した。

「ナダルと4時間半の戦いを経て、今日は練習しないで試合のために回復に努めた。そして決勝のチチパスとも4時間の試合となった。トロフィーを獲得するために戦うのだからこのような時間になることもあるけど、負けるわけにはいかない」

「チチパスはスタートからとてもよかった。第1セットは競ったけれど、彼が純粋に大事なところでよりいいプレーをしたんだ。第2セットで僕は心身ともに落ち込んでいた。疲れていた。彼に試合を支配されてしまったんだ。2セットダウンした後にコートを1度出てリフレッシュし、違う選手として戻ってきた。そして第3セットでは早い段階でブレークできた。その後はチチパスの考えが分かるようになってきて、スイングもよくなり始めた。流れも完全に僕の方に傾き、そのまま変わることもなかった」

「正直、頭の中では2つの声が響いていた。1つは『できない、もう終わりだ』というもので、第2セットが終わった後特に強くなった。その時こそ僕はその声をなくすポジティブなものを声に出すようにした。自分に『できる』と言い勇気づけた。それを頭の中で強く何度も言った。第3セットでいいプレーをし始めた時、自分のゲームを見つけることができた。その後は疑うこともなくやり切れたんだ。全てのことが可能。これまで多くの人が僕にはできないだろうと思ってきたことを成し遂げることができている」

最後にジョコビッチは、1シーズンの間に四大大会を全て制覇したうえでオリンピックの金メダルを獲得する「年間ゴールデンスラム」の可能性について言及した。「年間ゴールデンスラム」を達成したのは男女を通じて1988年のS・グラフ(ドイツ)のみとなっている。

「不可能はない。そして今僕はゴールデンスラムの達成に近い位置にいる。2016年もそうだったけど、ウィンブルドンの3回戦で負けた。今年は2週間しか期間が無くて、2つの全く違うサーフェスをプレーするのに最適な長さではない。できるだけスムーズに順応できるように努めるよ」

ジョコビッチは今季2月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でタイトルを獲得。今回、全仏オープンを制したことで、残すはウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)、東京オリンピック(日本/東京、ハード)、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)の3大会となっている。

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