テニスの全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）は４日、男子シングルス３回戦が行われ、世界ランク４９位の錦織圭が7-5とリードした時点で同１５０位のＨ ・ラクソネン（スイス）の途中棄権により、２０１９年以来２年ぶり７度目のベスト１６進出を果たした。会見では、第６シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）との４回戦について「彼（ズベレフ）もプレー的に何かしてくるだろう」と警戒した。

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両者は６度目の対戦で、錦織の１勝４敗。直近は今年５月のBNLイタリア国際（イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000）３回戦で、その時はズベレフに逆転で敗れている。錦織が唯一ズベレフに勝利したのは、２０１８年のロレックス・モンテカルロ・マスターズ（モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000）準決勝。

錦織は「マドリッドとローマは相手（ズベレフ）のプレーが違った。マドリッドでは打ってきて、ローマではラリーが長く続くようになった。（全仏オープンの）コート的には、その間くらい。ラリーはマドリッドみたいにウィナーを取られるのは少ないと思います。作戦を練りつつ、ちゃんと準備したいと思います」と意気込んだ。

「プレッシャーがない分、自分の方が思い切ってプレーできると思う。あっちは最初から押してくるだろうし、先にリードするプレーをしてくる。アグレッシブな気持ちで入れればいいなと思います」

錦織は１回戦で４時間３分、２回戦で３時間５９分におよんだ死闘の末に勝利。３回戦は相手の途中棄権によりわずか５８分で終了し、４回戦へ向けて体力温存となった。

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