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がん闘病後の復帰戦は惜敗

カルラ・スアレス・ナバロ
初戦敗退となったスアレス・ナバロ
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は1日、女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク118位のC・スアレス・ナバロ(スペイン)は世界ランク59位のS・スティーブンス(アメリカ)に6-3, 6-7 (4-7), 4-6の逆転で敗れ、2019年以来2年ぶり11度目の初戦突破とはならなかった。

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32歳のスアレス・ナバロは昨年、血液のがんである悪性リンパ腫を患っていたことを公表。手術を乗り越え、昨年2月のカタール・トータル・オープン(カタール/ドーハ、ハード、 WTA500)以来 約1年4カ月ぶりの公式戦を戦った。

この日は第1セットを先取し、第2セットもタイブレークまでもつれて勝利まであと一歩とする。しかし元世界ランク3位のスティーブンスに屈し、2時間24分におよんだ接戦の末に力尽きた。

会見でスアレス・ナバロは「ここまでとても長かった。考えるたびに、ここへ戻ってきたいという気持ちが強くなっていた。この大会は大好きな大会で、復帰戦をするなら間違いなくここだと決めていた」と語った。

「それから自分のベストなテニスができるように準備をしてきた。まだ時間が必要だけど、今週はとてもいい練習もできた。レベルが戻ってきたと感じた。試合の最後は疲れが出てしまった。2セットで勝ち切れなければ、勝つのは難しい試合だった」

「またここでプレーするチャンスをつかめたことがとてもうれしいし、自分を本当に誇りに思う」

一方、勝利したスティーブンスは2回戦で第9シードのKa・プリスコバ(チェコ)と対戦する。プリスコバは1回戦で世界ランク36位のD・ヴェキッチ(クロアチア)をストレートで下しての勝ち上がり。

同日の1回戦では、第1シードのA・バーティ(オーストラリア)、第5シードのE・スイトリナ(ウクライナ)、第13シードのJ・ブレイディ(アメリカ)、第17シードのM・サッカリ(ギリシャ)、第18シードのK・ムチョバ(チェコ)らが2回戦へ駒を進めた。

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(2021年6月2日9時39分)



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