テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に男子シングルス第3シードとして出場する世界ランク3位の
R・ナダル(スペイン)が28日に会見に臨み、女子シングルス第2シードの
大坂なおみが示した同大会での会見拒否について「彼女の意見を尊重したい」とした一方で「僕らスポーツ選手は質問を受け入れる準備が必要だし、答えを生み出すように努める必要がある」と語った。
>>錦織ら全仏OP対戦表<<>>錦織 初戦1ポイント速報<<四大大会4勝を誇る大坂は27日にツイッターで全仏オープンの会見を拒否する意向を示していた。大坂はその理由として選手たちのメンタル・ヘルスを考慮していないこと、そして敗戦後に記者会見を行うことで落ち込んでいる選手をさらに傷つけるためだとした。
会見で大坂の意向について記者から意見を求められたナダルは「尊重する。もちろん、彼女(大坂)をアスリートとしても個人としても尊敬している。彼女の決断は尊重したい。僕らスポーツ選手は質問を受け入れる準備が必要だし、答えを生み出すように努める必要があると思う」と話した。
「彼女のことは理解している一方で、メディアがなかったり、各地へ飛んでニュースや結果を世界中で書いてくれる人たちがいなかったら、今いるアスリートのようではいられないだろう。今現在、世界中で僕らが持たれているような認識がなくなるだろう。僕らはそこまで有名ではなくなるはずだ。彼女のことは理解できるけど、メディアもこのスポーツにおいて重要な一部であるという見解を僕は持っているよ」
全仏オープン5連覇と14度目の優勝を狙う34歳のナダルは、1回戦で世界ランク62位の
A・ポピリン(オーストラリア)と顔を合わせる。
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