テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は16日、男子シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第6シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を6-7 (6-8), 6-2, 6-4, 7-6 (8-6)の逆転で破り、3年連続9度目のベスト4進出を果たした。会見では、試合中にラケットを破壊したことについて「誇りとは思わない」と語った。
>>大坂 なおみvsセリーナ 1ポイント速報<<>>ジョコビッチら全豪OP対戦表<<3年連続9度目の全豪オープン制覇を狙うジョコビッチは、この日、第3セットの第5ゲームでリターンをミスした際にラケットを破壊してしまった。その後は第7ゲームでブレークバックすると、第9・第10ゲームを連取して勝利へ王手をかける。
第4セットはゲームカウント0−3とするも挽回し、3時間30分におよんだ熱戦の末に勝利を手にした。
ジョコビッチは「もちろん、あのような(ラケットを破壊した)瞬間は誇りに思っていない。色んな感情が入り混じる。自分だけの戦わなければいけない悪魔がいる。大切な場面で起きることやミスしたショットの蓄積。それを解放したいだけ」と語った。
準決勝では、予選から勝ち上がってきた世界ランク114位の
A・カラツェフと対戦する。カラツェフは準々決勝で第18シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を逆転で下しての勝ち上がり。
カラツェフとの準決勝に向けてジョコビッチは「全豪オープン前は彼(カラツェフ)のプレーを観たことがなかった。彼の動き、ベースラインからの爆発的なパワー。フラットで打つロシア人独特なバックハンド。よく走り回る。フォアハンドもいいショットを打ち、ポイントを決めている」と印象を述べた。
「
F・オジェ アリアシム(カナダ)には2セットダウンからの逆転勝ち。今日もグリゴール(ディミトロフ)を相手に安定していた。明らかにグリゴールはベストなプレーができなかった。でも彼(カラツェフ)がここにいる理由はあるし、この素晴らしい成功を祝福したい。彼とは初対戦。自分は肉体的に万全であることを望みながら、楽しみにしている」
「これが彼にとって初めてのグランドスラム準決勝。彼は失うものがない。きっと彼は自分のショットを思い切り打ってきて、ベストを尽くして勝利を手にしようと向かってくるはず。それとは逆に、僕は3回戦からローラーコースターのような大会」
「けがが起きてしまい、次は何が起こるか予測がつかない。これまで経験したことがなかったし、グランドスラムの途中でこんなけがをしながら戦い続けていることも経験がない」
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