男子プロテニス協会のATP公式サイトは21日、世界ランク6位の
S・チチパス(ギリシャ)の今季を総括。4つの項目に分けて2020年を解説した。
>>PS5で錦織 圭、フェデラー、ナダルら登場の【テニス ワールドツアー 2】やってみた<<22歳のチチパスは今季、2月のオープン13・プロヴァンス(フランス/マルセイユ、ハード 、ATP250)でキャリア4つ目のタイトルを獲得。ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ ドバイ、ハード、ATP500)とハンブルグ・ヨーロピアンオープン(ドイツ/ ハンブルグ、レッドクレー、ATP500)では準優勝を飾ると、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では
G・ディミトロフ(ブルガリア)や
A・ルブレフ(ロシア)らを破りベスト4に進出。
N・ジョコビッチ(セルビア)にフルセットで敗れたものの、四大大会2度目の4強入りを果たした。
ATPはチチパスを「思い出の瞬間」、「キースタッツ」、「名言」、「これからの道のり」の4つに分けて特集した。
<思い出の瞬間>チチパスは全仏オープンで準決勝に駒を進めた。しかし、そのためには1回戦でこれまでにない戦いをしなければいけなかった。チチパスは直前に行われたハンブルグ・オープンで優勝を逃しパリに到着。1回戦では23歳の
J・ムナル(スペイン)と顔を合わせたが4-6, 2-6と2セットを落とし崖っぷちに追い込まれていた。しかし、そこから6-1,6-4,6-4と見事カムバックに成功し2回戦以降は全てストレート勝利で4強入りを決めている。
<キースタッツ>チチパスはその鋭いサービスを武器にここまで躍進してきた。特に右利きの選手に対してはセカンドサービスでもポイントを量産。バックハンド側ではなくフォアハンド側を狙い75パーセントの高い確率でポイントを獲得した。その結果、今季は自身のサービスゲームを85パーセントの確率で手にしている。
<名言>「僕はもうネクストジェネレーションの選手ではない、ということを伝えていきたい。ちゃんとした大人になったんだよ。ビッグ3はずっと前からいるんだ。5年後、6年後も同じようになっているような気がしてならない」
<これからの道のり>現在世界ランク6位に位置しているチチパスの来シーズンは、同5位にいる
R・フェデラー(スイス)との705ポイントの差を詰めるところから始まる。そして四大大会では2019年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、2020年の全仏オープンで4強入り。2021年は初の決勝進出とタイトルを狙う。
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