テニスの全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）は４日、女子シングルス３回戦が行われ、第４シードの大坂なおみが１８歳で世界ランク１３７位のＭ・コスチュク（ウクライナ）を6-3, 6-7 (4-7), 6-2のフルセットで破り、３年連続のベスト１６進出を果たした。この日も大坂は１・２回戦に続いて人種差別への抗議の意を示すため、２月にジョージア州で射殺された黒人男性のアマード・アーベリーさんの名前がプリントされた黒いマスクをつけて入場した。

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会見で大坂は「みんなが感謝してくれていることを誇りに思っているし、それにとても感動している。どれくらいの人がマスクの活動を知っているか分からないけど、みんなとつながっている気がする」と語った。

この日、大坂は第２セットを落としてセットカウント１−１に追いつかれると、ファイナルセットでは第４ゲームでピンチを迎える。しかし、ここから強烈なサービスなどを放って息を吹き返すと５ゲームを連取し、２時間３３分で熱戦を制した。

「ファイナルセットでブレークポイントをしのいだゲームは、とても大事だったと思う。正直に言うと、あの時に彼女（コスチュク）が取っていたらどうなっていたか分からない。彼女から受けた最大の衝撃は、私の球のスピードとかを全く恐れていなかった。若い世代は素晴らしい。彼女は第１セットを取られた後、第２セットもすぐ終わってしまったかもしれないのに立て直してきた」

４回戦で大坂は、第１４シードのＡ・コンタベイト（エストニア）と対戦する。コンタベイトは３回戦で第２４シードのＭ・リネッタ（ポーランド）をストレートで下しての勝ち上がり。

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