男子プロテニス協会のATP公式サイトは4日、世界ランク8位の
M・ベレッティーニ(イタリア)を「ベレッティーニについて知っておきたい5つのこと」として特集した。
>>YouTube テニス365チャンネル<<【YouTube】緊急事態宣言解除後、初のテニスに挑む24歳のベレッティーニは2018年7月にスイス・ オープン・グシュタード(スイス/グシュタード、レッドクレー、ATP250)を制しツアー初優勝を飾ると、2019年にはハンガリアン・オープン(ハンガリー/ブダペスト、 レッドクレー、ATP250)とメルセデス・カップ(ドイツ/シュツットガルト、芝、ATP250)でタイトルを獲得。11月にはキャリア最高の世界ランク8位を記録し、その順位をキープしている。
今シーズンは1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に第8シードとして出場したものの、2回戦で
T・サングレン(アメリカ)(アメリカ)にフルセットで敗れた。
ATPが紹介した「ベレッティーニについて知っておきたい5つ」。
1.グシュタードでブレイク
当時世界ランク84位のベレッティーニは2018年にグシュタードで頭角を現した。
R・アルボット(モルドバ)や
A・ルブレフ(ロシア)、
F・ロペス(スペイン)らを破りツアー初の決勝に進出。
R・バウティスタ=アグ(スペイン)をストレートで下しトロフィーを獲得した。また、同日にはダブルスも制覇し、ブレイクを果たした。
ベレッティーニは当時のことについて「信じられないような1週間だった。単複で優勝したし、本当に慌ただしかった。あの週のことは決して忘れないよ」と語っている。
2.2019年に大躍進
2019年。ツアー開始時点で52位だった世界ランクは年末までに躍進し、8位でシーズンを終えた。その後、1年で8つのツアーで準決勝以上に進出し、2大会で優勝。シングルス43勝をあげ、6勝はトップ10選手を倒したものだった。
3.フォアハンドが重い
ベレッティーニの彼女である女子世界ランク56位の
A・トムヤノヴィッツ(オーストラリア)は以前、練習時のベレッティーニのショットについて「彼はフォアハンドが重いから40分くらいで腕が痛くなってくる」と証言した。
ベレッティーニはトムヤノヴィッツとのトレーニングについて「彼女がいてくれるのは本当に助かる。もっと走ってもっと打ってと背中を押してくれるんだ。昔は兄と一緒に練習していてとても良かった。誰かと一緒にトレーニングできるのは本当にうれしいよ」と明かした。
4.2019年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で歴史をつくる
昨年、1977年のC・バラズッティ(イタリア)に次ぐ2人目のイタリア人選手として全米オープン準決勝に進出した。
R・ガスケ(フランス)やルブレフ、
G・モンフィス(フランス)破り、
R・ナダル(スペイン)に挑戦したが、ストレートで敗れている。その後ナダルは決勝で
D・メドヴェデフ(ロシア)を下し優勝を果たした。
5.現在はスタミナを向上
2019年のブレイクしたシーズン、ベレッティーニは26大会で計73試合に出場した。多くの大会で勝ち残ったため、最終戦のNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内 ハード)に初出場したときには疲労が蓄積されていた。その経験からシーズン前のトレーニングでは身体的な向上に努めた。
「年末のプレーで僕は疲れていたんだけど、ロンドンでプレーした選手はみんなエネルギーがあった。彼らは僕よりも肉体的に優れているよ。大会が終わったときにチームに『来年に向けてこの部分を改善したい』と伝えたんだ。もしまた出場する機会があれば良いコンディションで臨みたい」
男子テニスツアーは現在、新型コロナウイルスの影響で7月31日までの中止が決定している。
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