アメリカの経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルは12日、元女子世界ランク1位の
M・シャラポワ(ロシア)をゲストに迎え「The WSJ Future of Everything Festival」を開催した。
【ダニエル 太郎】前編、ジョコビッチやナダルらに挑むときの考え方とは>>YouTube テニス365チャンネル<<「The WSJ Future of Everything Festival」は毎春に開催されていたが、今年は新型コロナウイルスの影響のためオンライン上で全て無料で開放されている。
今年、現役を引退したシャラポワは12日、ウォール・ストリート・ジャーナルのスポーツコラムニストであるジェイソン・ゲイ氏と対談した。
今年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)後に引退の決断を下したシャラポワは「振り返ってみると素晴らしいタイミングだった。私が昔のままここに座っていたら『いつトレーニングするか?』『何のためにトレーニングするか?』とかスポーツ全般の疑問に終始ししてしまう」と話した。
「この28年間を思い出すと、私が何かを見出し、そして未来の基礎となるものを形成する機会を得られたのは本当に素晴らしいこと。最初のプロ大会を戦うまで10年ほどかかっているので、これから次に何を行うか選択するのは時間がかかるかもしれない。今は自宅時間でその構築を行っている」
「常に大きな心構えでいたい。私が育ってきた過程で大きな損失があったとき、父は『これは短距離走ではない、マラソンだ』と言うでしょう。私の人生とスケジュールがどのようになるか、なんとなく分かってはいたけど、このような軌道になるとは予測していなかった」
また、スポーツブランドのナイキとのパートナーシップについて問われたシャラポワは「(ナイキとの)関係構築は私がこの旅で得た最も素晴らしい資産の1つ。このような関係は非常に貴重で重要なもの。私は成長し、学び、MBA(経営学修士)を取得した。このような挑戦が大好き。スポーツにも多くの要素があるけれど、ビジネスの世界に入ってもまだ毎日勉強している」と語った。
最後には引退を決断したときのことについて述べている。
「私がコートを離れたのは、これ以上メンタルとフィジカルの努力ができないと分かったとき。できる限り肉体的な動きと強さを与えた後は他のことについて学びたいと好奇心が旺盛だった。どこへ行くのか分からなかったし、他にかける情熱がどのようなものになるかは正確に分からなかったけど、再びコートに戻ったとき少し新鮮な気分になれた。それは私の中で重要だった」
「試合について見て、聞いて、24時間過ごしていたらプレッシャーはかかるけど、他に興味や関心を持てていたから私は良かったのだと思う」
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