テニスの全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）は２日、男子シングルス４回戦が行われ、第６シードのＳ・チチパス（ギリシャ）は第２４シードのＳ・ワウリンカ（スイス）に6-7 (6-8), 7-5, 4-6, 6-3, 6-8のフルセットで敗れ、惜しくもベスト８進出とはならなかった。

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この日、第４セットを取りセットカウント２－２に追いついたチチパスは、ファイナルセットの第１１ゲームでブレークポイントを握った。しかし、フォアハンドのミスなどでチャンスを逃すと、第１３・第１４ゲームを連取され、５時間９分の死闘の末に力尽きた。

会見でチチパスは「感情をコントロールできなかった」と、試合後に涙を流したことを明かした。

「今の気持ちは表現できない。ヘトヘトだ。こんなのは人生で経験したことがない。最終的には、とても残念だった。キャリアで最悪の出来事。最悪の気分だ。特に負けた時はね。今は、心が空っぽ。何も考えられない」

悔しさをあらわにしたチチパスだったが「できるだけ、この経験から学ぶようにする」と語っている。

一方、勝利したワウリンカは、準々決勝で第３シードのＲ・フェデラー（スイス）との同胞対決へ臨む。フェデラーは４回戦で世界ランク６８位のＬ・メイヤー（アルゼンチン）をストレートで下しての勝ち上がり。

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