テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は31日、男子シングルス3回戦が行われ、第31シードの
L・ジェレ(セルビア)(セルビア)は第7シードの
錦織圭に4-6, 7-6 (8-6), 3-6, 6-4, 6-8のフルセットで敗れ、惜しくもベスト16進出とはならなかった。
>>錦織vsペール 1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<試合後の会見で世界ランク32位のジェレは「後悔はない。コート上で僕は正しいことをやったと思う。もちろん悔しいし、残念だ。でも、過去に何度も悪かったり落ち込む状況から戻ってきた。今日は圭が、それをやった。長い試合に負けるのはいい気分ではないけど、できる限りの力をコート上で出せたと思ってるよ」と語った。
23歳のジェレは、今年2月のリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)でツアー初優勝を飾った。この日は第2セットでセットポイントをしのいでセットカウント1-1に追いつくと勢いに乗った。
ファイナルセットではゲームカウント3-0とリードしたが、徐々に錦織へ流れが傾き、4時間26分の死闘の末に力尽きた。
「第1セットの圭は、とても強かった。第2セットは圭がセットポイントを握った。でも、なんとかセットを取った。それからは自信を得た。圭も試合開始の時ほど動きがよくなかった。僕のプレーは走って守るだけでなく、よくなっていった。最後は同じレベルで闘っていた。本当に小さな差が試合を決めたと思う。彼のこれまでの経験も間違いなく手助けになっていたはず」
ファイナルセットでゲームカウント4-4に追いつかれた時については「起きたことを考えないようにした。1ポイント1ポイントに集中し、過去のことは考えず、今だけに目を向けた。自分自身よくやったと思うよ。結局、圭の方がよかった。僕の方が少し疲れていたんだ」と振り返った。
「圭のサービスもよかった。彼のサービスゲームで僕は何もできなかったよ。圭は勝者にふさわしい。今後に自信を与えてくれた。特に圭のようなトップ10の選手たちに対してのね」
一方、辛くも勝利した錦織は、4回戦で世界ランク38位の
B・ペール(フランス)と対戦する。ペールは同57位の
P・カレノ=ブスタ(スペイン)の途中棄権により16強へ駒を進めている。
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