テニスのエキシビション 国別対抗戦ホップマンカップ(オーストラリア/パース、ハード)は2日、グループB日本対アメリカの混合ダブルスが行われ、
杉田祐一/ M・イングリス(オーストラリア)組が
P・キャッシュ(オーストラリア)/
C・バンデウェイ(アメリカ)組に0-4, 4-3(5-2), 4-0の逆転で勝利し、日本が2勝1敗で初白星を飾った。
杉田/ イングリス組は、元ウィンブルドン王者であるキャッシュのユーモア溢れるトリッキーなプレーを前に成す術なく、第2ゲームと第4ゲームでブレークを許し第1セットを落とす。
第2セットでは第3ゲームにブレークに成功したものの、直後の第4ゲームにブレークバックされる。しかし、タイブレークの末にセットカウントを1-1に。
流れを掴んだ杉田/ イングリス組は、ファイナルセットの第2ゲームでブレークを奪うと、勢いそのままに勝利を掴んだ。
今大会、混同ダブルスにはFAST4ルールが適用されており、4ゲーム先取の3セットマッチ、ノーアドバンテージ、ノーレット、タイブレークの場合には5ポイント先取となる。
日本は
大坂なおみが体調不良により第1試合の女子シングルス開始前に棄権。代わりに世界ランク771位のイングリスが女子シングルスと混合ダブルスに出場。シングルスではバンデウェイに5-7, 2-6のストレート負けを喫した。
第2試合の杉田と
J・ソック(アメリカ)の男子シングルスでは、ソックが7-6(7-1), 1-1時点で途中棄権を申し入れ、杉田が勝利。混合シングルスではソックに代わりバンデウェイのコーチを務めるキャッシュが急遽参戦した。
12月30日ののスイス戦は0勝3敗で敗れて黒星スタートとなった日本だったが、アメリカに2勝1敗で勝利。4日にロシアと対戦する予定となっている。
各国男女1名ずつで戦うホップマンカップは、8カ国を4チームずつ2グループに分け、男女それぞれのシングルスとミックスダブルスの3試合で勝敗を競い、各グループの1位同士が決勝戦を行って優勝国を決める。
各国の出場選手は以下の通り。
【グループA】
[ドイツ]
A・ズベレフ(ドイツ)A・ケルバー(ドイツ)[カナダ]
V・ポスピシル(カナダ)E・ブシャール(カナダ)[ベルギー]
D・ゴファン(ベルギー)E・メルテンス(ベルギー)[オーストラリア]
T・コキナキス(オーストラリア)D・ガブリロワ(オーストラリア)【グループB】
[スイス]
R・フェデラー(スイス)B・ベンチッチ(スイス)[アメリカ]
J・ソック
C・バンデウェイ
[ロシア]
K・カチャノフ(ロシア)A・パブリュチェンコワ(ロシア)[日本]
杉田祐一
大坂なおみ