高校日本一の座を決めるインターハイ(平成28年度全国高等学校総合体育大会)は競技最終日の8日、松江市営庭球場(島根県/松江市、砂入り人工芝)で女子シングルス決勝が行われ、細木咲良(島根/開星)が松田美咲(埼玉/浦和学院)を7-5, 7-5のストレートで下し、地元開催のインターハイで初優勝を果たした。島根県勢のインターハイ制覇は、今回が初の快挙。
>>インターハイ対戦表<<この日も地元の声援を一身に受けた細木は、持ち味である両手フォア・バックハンド、さらに時折見せるドロップショットで松田を前後左右に揺さぶって翻弄し、試合を優位に展開。最後は松田のショットがアウトとなり、見事地元優勝を飾った。
現在2年生の細木は、中国高校テニス選手権大会で2連覇などの実績を持つ。
一方、敗れた松田は1回戦から接戦を強いられるなど厳しい戦いから勝ち上がり、インターハイ初の決勝進出を果たしていた。
この日はアウェーの中でも食らいつき、細木のサービング・フォー・ザ・マッチを1度しのぐなど、最後まで必死に戦った。
現在3年生の松田は、昨年の全国選抜高校テニス大会で準優勝。昨年の全国高等学校総合体育大会では3位に入った。その他では、全日本ジュニアでベスト4などの実績を持っている。
松田美咲(埼玉/浦和学院)
2日から4日にかけて行われた団体戦で、男子は相生学院(兵庫)が4年ぶりの優勝、女子は野田学園(山口県)が春夏連覇を達成した。
同日に行われる各決勝戦の終了後には閉会式が行われる。
■関連ニュース■
・IH 今村、複でリベンジ果たす・2年の細木咲良、地元Vに王手・田中 全豪Jrペア野口との決勝