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女子テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は4日、シングルス準決勝2試合が行われ、第15シードのM・バルトリ(フランス)が第20シードのK・フリッペンス(ベルギー)を6-1, 6-2の快勝で下し、2007年以来自身2度目の決勝進出を決めた。
バルトリは試合後「今はただただ信じられない思い。今日は本当に良いプレーが出来たし、最高の気分だった。今日はテニスボールがサッカーボールくらい大きく見えたの。彼女(フリッペンス)がスライスを多用して来たから、フットワークをシャープにする必要があったの。そして全てが上手く行ったわ。ウィンブルドンのセンターコートでこんなプレーが出来るなんて、本当に驚きとしか言えない。」と、勝利の喜びを語っていた。
試合直前に軽く睡眠を取っていた事を明かしたバルトリは「早朝の練習などでちょっと疲れてしまって、それから回復するために短い睡眠が必要だったの。だからコートに立つ準備のためにも、それが必要だった。15分か20分の短い睡眠だったわ。それからコートに向かったの。そしてそれがとても上手く働いてくれたから、今後もそれは変えないと思う。」と、軽い睡眠が好調なプレーを引き出した要因だったと語っていた。
2007年の決勝進出との違いはと問われたバルトリは「あの時は、自分はまだとても若かった。そしてどの試合に行っても、私が負けると思われていたの。でも今回は逆だった。どの試合も、自分の方がシードも上だったからね。それでも勝ち抜くために最高のテニスが必要だったわ。勝つだろうと思われているプレッシャーとも上手く付き合えたと思う。大会が進むにつれてプレーも上向きだし、これを続けて行きたい。」とコメントしていた。
そして「あの時より全ての面で上手くなっているとも感じている。より強くボールも打てるし、より早く動く事も出来るようになっているわ。もし、6年前の自分と対戦したら、簡単に勝てると思うわ。ショットの速さや、コートでの動き方など、正直全てがあの時より上達していると思う。」と、今の自分の方がかなり勝っていると感じていた。
「6年前のスケジュールでは、準決勝と決勝が翌日に行われていたの。準決勝の日は試合が終わるのが遅くて、次の日の決勝戦までには24時間もなかった。そんな状態でV・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦しなければならなかったの。その事実は本当に厳しいものだった。肉体的な回復が難しかったけど、今年は準決勝もとても早く終われたし、明日はオフが取れる。今年は土曜日の決勝戦に万全の状態で臨めるわ。」と、決勝戦へ不安もなく臨める事を語っていた。
決勝戦では第4シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)を6-4, 2-6, 9-7の接戦の末に下した第23シードのS・リシキ(ドイツ)と対戦する。
《ウィンブルドン 男女対戦表》
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この日行われた試合結果は以下の通り。
○M・バルトリ(15) vs. ●K・フリッペンス(20), 6-1, 6-2
●A・ラドワンスカ(4) vs. ○S・リシキ(23), 4-6, 6-2, 7-9
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