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男子テニスツアーのアビエルト・メキシコ・テルセル・オープン男子(メキシコ/アカプルコ、賞金総額121万2750ドル、クレー)は27日、シングルス2回戦全8試合が行われ、第2シードのR・ナダル(スペイン)が予選を勝ち上がったM・アルンド(アルゼンチン)を6-0, 6-4で下し、準々決勝へ駒を進めた。
2週間前のブラジル・オープンでもナダルはアルンドと対戦し、その時はフルセットでナダルが勝利していた。
この日の試合では、ナダルがファーストサーブが入った時に79パーセントの確率でポイントを獲得、さらにアルンドに1度もブレークを許さない安定したサービスゲームを展開し、1時間16分で8強入りを決めた。
「準々決勝へ進めた事は、嬉しい結果だね。これからも勝利を続けて、この調子を維持していきたい。」とナダルは、勝利の喜びを語っていた。
ナダルはベスト4入りをかけて、A・クズネツォフ(ロシア)を6-2, 6-2で退けたL・マイェール(アルゼンチン)と準々決勝で対戦する。
その他のシード勢も順当な勝ち上がりをみせた。第3シードのN・アルマグロ(スペイン)は元世界ランク5位のT・ロブレド(スペイン)との同胞対決を6-4, 7-6 (7-4)で、第8シードのH・セバリョス(アルゼンチン)もD・ヒメノ=トラベール(スペイン)を6-2, 6-3と、いずれもストレートで下し8強入りを果たした。
今大会2008年と2009年に連覇を果たしていたアルマグロは、第1セットでロブレドのサービスゲームで1度のブレークに成功し、このセットを先取。
しかし第2セットは、互いに2度のブレークからタイブレークへ。そのタイブレークではアルマグロが主導権を握り、1時間51分で勝利をものにした。今大会アルマグロは、8年連続となるベスト8入りを決めた。
一方、世界ランク41位のセバリョスは同54位のヒメノ=トラベールに、第1セットでこの試合唯一のブレークを許したが、第1セットで3度、第2セットでも1度ブレークに成功、わずか57分の完勝でベスト8進出を果たした。
セバリョスは3週間前のチリでのVTRオープンで、2009年10月以来となる自身2度目となるツアー決勝戦へ進出。その決勝戦では復帰戦として出場していたナダルをフルセットで下す金星を飾り、ツアー初優勝を飾っていた。現在セバリョスは、2009年11月に記録した自己最高位の41位に並んでいる。
4強入りをかけて、アルマグロとセバリョスは準々決勝で対戦する。
残りの試合では、S・ヒラルド(コロンビア)がJ・ソウサ(ポルトガル)を7-6 (10-8), 7-5のストレートで、F・フォニュイーニ(イタリア)がA・ベデネ(スロベニア)を2-6, 6-4, 7-6 (7-4)の逆転で下して、準々決勝へ進んだ。ヒラルドとフォニュイーニは準々決勝で対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○D・フェレール(スペイン)(1) vs. ●W・オディスニク(アメリカ), 6-2, 6-1
○R・ナダル(2) vs. ●M・アルンド, 6-0, 6-4
○N・アルマグロ(3) vs. ●T・ロブレド, 6-4, 7-6 (7-4)
○H・セバリョス(8) vs. ●D・ヒメノ=トラベール, 6-2, 6-3
○S・ヒラルド vs. ●J・ソウサ, 7-6 (10-8), 7-5
○F・フォニュイーニ vs. ●A・ベデネ, 2-6, 6-4, 7-6 (7-4)
●A・クズネツォフ vs. ○L・マイェール, 2-6, 2-6
●P・アンドゥハル(スペイン) vs. ○P・ロレンジ(イタリア), 4-6, 3-6
今大会の優勝賞金は29万1800ドル。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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