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男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、賞金総額550万ドル、インドアハード)は大会2日目の6日、ダブルスの予選ラウンドロビン2試合が行われ、グループBから第8シードのJ・マーレー/ F・ニールセン(デンマーク)組が2度のマッチポイントを退け、第5シードのM・ブパティ(インド)/ R・ボパンナ(インド)組を6-4, 6-7 (1-7), 12-10で下し、嬉しい1勝をあげた。
今季のウィンブルドンを制して、この大会への出場権を獲得したマーレー/ ニールセン組は、第2セットで1度マッチポイントを握るも取り切れず、勝敗を決める第3セットで行われた10ポイント先取のスーパータイブレークでは、8-9と9-10の2度のマッチポイントをブパティ/ ボパンナ組に握られてしまう。しかしそれをしのぐと、掴んだ2度目のマッチポイントを決めて、1時間36分で接戦を制した。
先週、パリでのマスターズ1000大会で優勝したブパティ/ ボパンナ組は、スーパータイブレークでギアを上げて4-0と序盤でリードしていた。しかし、5-1でコートチェンジをしてから流れが徐々にマーレー/ ニールセン組へ。
絶妙に上げられたロブをマーレーが何とかスマッシュでポイントを取り10-10へ。続くポイントではボパンナが痛恨のダブルフォルトを犯してしまう。最後のマッチポイントでは、ニールセンのサーブでポイントを決め、ゲームセットとなった。
勝利したマーレーは「ちょっと出だしはあまり良くなかった。彼等はサーブが本当に良く、なかなかポイントを取らせてくれなかった。でも、何とか食い下がり最後のタイブレークへ持ち込んだんだ。」と、試合を振り返った。
ペアのニールセンも「ダブルスでは特にこのレベルになると、訪れたチャンスでそれをどう生かすかで勝敗が分かれる。第2セットで1度マッチポイントを握りながらそれが取れず、流れが相手に行ってしまった。その後もリードされたけど、目の前のポイントだけを考えてプレーを続けたら、また流れが自分達に傾いて来たんだ。」と、試合中について語っていた。
マーレーはイギリス生まれのイギリス人としてはこの最終戦のダブルスに初出場で、ニールセンもデンマーク人として今大会のダブルスに初出場。
一方のブパティはこれが12回目の出場で、ボパンナは昨年A・クレシ(パキスタン)とのペアで初出場を果たしていた。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【シングルス】
≪グループB≫
R・フェデラー(スイス) (2) ○-× J・ティプサレビッチ(セルビア) (8), 6-3, 6-1
D・フェレール(スペイン) (4) ○-× J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン) (6), 6-3, 3-6, 6-4
【ダブルス】
≪グループA≫
L・パエス(インド)(インド)/ R・シュティエパネック(チェコ共和国)(チェコ共和国) (3) ○-× A・クレシ(パキスタン)/ JJ・ロジェール(アンティル)(アンティル) (7), 6-4, 7-5
≪グループB≫
J・マーレー/ F・ニールセン(デンマーク) (8) ○-× M・ブパティ(インド)/ R・ボパンナ(インド) (5), 6-4, 6-7 (1-7), 12-10
(翻訳/弓削忠則)
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