楽天ファイナリストペアが好発進◇ATPワールド・ツアー・ファイナル

男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアー・ファイナル（イギリス/ロンドン、賞金総額５５０万ドル、インドアハード）は大会２日目の６日、ダブルスの予選ラウンドロビン２試合が行われ、グループＡから第３シードのＬ・パエス（インド）/ Ｒ・シュティエパネック（チェコ共和国）組が第７シードのＡ・クレシ（パキスタン）/ ＪＪ・ロジェール（アンティル）組を6-4, 7-5のストレートで下し、予選ラウンドロビンで１勝目を飾った。

パエス/ シュティエパネック組は第１セットで２度、第２セットでも４度のブレークポイントをクレシ/ ロジェール組に握られるも、そのいずれも退け、各セットで１度ブレークをクレシ/ ロジェール組から奪い、１時間３３分のストレートで今大会の初戦を白星で飾った。

今季からレギュラーペアとしてプレーし始めたパエスとシュティエパネックは、全豪オープンでいきなり優勝を飾り一躍世界のトップ・ダブルスペアへと躍り出た。

その後マイアミでのマスターズ１０００大会も制し、全米オープンでも準優勝、今大会前は東京での楽天ジャパン・オープンで準優勝、上海のマスターズ１０００大会で優勝と好調を維持して今大会へ臨んでいた。

３９歳のパエスはこの最終戦へ１４回目の出場で、３３歳のシュティエパネックは２００６年にシングルスで１度出場しているがダブルスでは初出場。３２歳のクレシは昨年はＲ・ボパンナ（インド）とのペアで出場しており、今年が２年連続２回目の出場で、３１歳のロジェールはこれが自身初となる最終戦への出場である。

この日行われた試合結果は以下の通り。

【シングルス】
≪グループＢ≫
Ｒ・フェデラー（スイス） (2) ○-× Ｊ・ティプサレビッチ（セルビア） (8), 6-3, 6-1
Ｄ・フェレール（スペイン） (4) ○-× Ｊ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン） (6), 6-3, 3-6, 6-4

【ダブルス】
≪グループＡ≫
Ｌ・パエス（インド）/ Ｒ・シュティエパネック（チェコ共和国） (3) ○-× Ａ・クレシ（パキスタン）/ ＪＪ・ロジェール（アンティル） (7), 6-4, 7-5
≪グループＢ≫
Ｊ・マーレー/ Ｆ・ニールセン（デンマーク）（デンマーク） (8) ○-× Ｍ・ブパティ（インド）（インド）/ Ｒ・ボパンナ（インド） (5), 6-4, 6-7 (1-7), 12-10

(翻訳/弓削忠則)