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イギリスの首都ロンドンで9月1日から開催されているロンドンパラリンピック(夏季パラリンピック第14回大会)のテニス競技。第1日目は北京パラリンピックに続いて金メダル獲得を狙う国枝慎吾(日本)がセンターコートに登場、R・メデイロスに6-0, 6-0のスコアで完勝し、2回戦に駒を進めた。試合時間はわずか41分だった。
試合後、国枝は「最初の数ゲームではプレッシャーを感じていました。ですが観客の皆さんがとてもすばらしく、試合を楽しめるようになりました。ロンドンという地で開催されているので、皆さん、テニスのことをよくご存じです。」と感想を話した。「もちろんプレッシャーはあります。ですがパラリンピックで優勝した経験があるので、それは強みだと思います。」
その他、男子シングルスの1日目の結果としては、斎田悟司(日本)がA・ジュウィットに6-2, 6-0で、眞田卓がS・バルドウィンに6-1, 6-2で完勝している。しかし三木拓也は第9シードのG・レイドに1-6, 2-6で敗れた。
女子の1日目の結果は、上地結衣がL・ハントに6-1, 6-1で圧勝し、2回戦に進出している。一方、堂森佳南子は第1シードの強豪E・ヴェルギアに0-6, 0-6で完敗、岡部裕子もJ・パークに2-6, 0-6で敗れ去っている。
続く2日目の9月2日には再び国枝が登場、No.1コートでN・マハラクワと対戦し、1回戦に続いて6-0, 6-0で完勝、3回戦進出を決めた。
試合後、国枝は「今日はいいプレーができました。サーブとリターンをコントロールできたので、試合自体もコントロールできました。」と振り返った。「次の対戦相手は強豪ですが、勝てる自信はあります。コンディションは最高です。」
完敗したマハラクワ次のように語っている。「気分は最高です。落ち着いてプレーできましたし、彼(国枝)からいいポイントを奪えました。彼を尊敬しています。彼の目からコートはどのように映っているのでしょうか。ジンバブエの人々にもっとテニスをしてもらいたい思っています。障害がある人ももちろんのことです。」
その他の男子の試合では、シングルスで期待の斎田がA・ケラーマンに3-6, 2-6で敗れた。しかし国枝と組んだダブルス1回戦では第5シードとして登場、フェルナンデス/レデスマ組を6-3, 6-1で下して2回戦に進んでいる。また第8シードの三木/眞田組もディサナヤク/ラジャクルナ組を6-0, 6-1で圧倒、2回戦に進んだ。
一方、障害の程度が異なるクアードのシングルス1回戦では諸石光照が第3シードのP・ノーフォルクに0-6, 0-6で完敗、また川野将太もN・テイラーに1-6, 5-7で敗れ、残念な結果となった。しかし2人が組んだダブルスではインノセンティ/ポリドリ組に6-3, 7-6(7-3)で競り勝ち、勝ち進んでいる。
(翻訳/森田系太郎)
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