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ウインブルドン大会4日目、錦織圭(日本)が、2回戦で予選上がりのF・セラ(フランス)を、6-3, 7-5, 6-2で破って、ウインブルドンで自身初の3回戦進出を果たした。日本男子選手が3回戦に進出するのは、1995年の松岡修造(日本)以来17年ぶりのことだ。
第1セット第2ゲームでブレークを許した錦織だったが、続く第3ゲームでブレークバックに成功すると、錦織らしいフォアハンドストロークが決まるようになり、試合の主導権を握り5ゲーム連取をして5-2とリードを奪った。
だが、サービングフォアザセットの第8ゲームで、錦織はダブルフォールトを2回犯して、サービスをキープできない。続く第9ゲームで、錦織は3回目のセットポイントをつかみ、バックハンドスロトークをダウンザラインへ決めてセットを先取した。
第2セット第5ゲームでも、錦織はダブルフォールトを2回犯して、サービスブレークを許すが、それ以外は、シードらしい落ち着いたプレーで、セラを圧倒しストレートで勝負を決めた。
「率直に嬉しいですね。相手が予選上がりで、僕が勝たないといけない立場だった。その中でいいプレーができて、3セットで勝てたのは自信につながる。やっぱり、こういう相手に競らないで勝つことは、グランドスラムでもっと上に行くのに、自分にとってもっと必要なことですね。だからよかったです」
錦織は3回戦で、第9シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と対戦する。ジュニア時代から、錦織と対戦してきたデルポトロは、気を引き締める。
「難しい試合になるでしょう。圭をジュニア時代から知っているけど、本当に実力を上げました。グラスでは、彼は危険なプレーヤーです」
錦織にとって、大きな一戦になることは間違いない。
添田豪(日本)は、2回戦でデル=ポトロから1セット奪う健闘を見せたが、2-6, 3-6, 6-1, 4-6で敗れた。
「中盤以降のプレーが、最初からできれば、もっと勝つチャンスが増えてくるんじゃないかと思います」(添田)
女子ダブルス1回戦では、森田あゆみ(日本)/S・シルステア組とクルム伊達公子(日本)/藤原里華(日本)組が、共にストレートで敗退した。
(文・写真/神 仁司)
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