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女子テニスツアーのe-Boksオープン（デンマーク/コペンハーゲン、賞金総額２２万ドル、ハード）は１５日、シングルス決勝が行われ、第２シードのＡ・クルベール（ドイツ）が第１シードのＣ・ウォズニアキ（デンマーク）に6-4, 6-4のストレートで勝利、今季２勝目となるタイトルと優勝賞金３万７０００ドルを手に入れた。

今大会３連覇を狙うウォズニアキに対し、クルベールは各セット３度ずつのブレークに成功すると、ホームの声援を受けるウォズニアキの反撃を振り切り、１時間３８分で優勝を決めた。

「ほとんどがキャロリーンの応援だとしても、こんなお客さんの前でプレーするのは素晴らしいことです。」とクルベール。「素晴らしい雰囲気ですし、プレーするのが楽しかったです。失うものはありませんでした。もし負けたら、彼女が相手なのでＯＫと考えていました。それがより多くのチャンスをもたらしてくれたのでしょう。」

一方で、大会３連覇を阻止されたウォズニアキは「いつも試合には勝ちたいものです。負けて残念ですが、この世の終わりというわけではありません。たまには負ける日もありますし、今日がそうだったというだけです。違う大会、違う試合はすぐにやってきます。」と、早くも次の試合に目線を切り替えていた。

この日はダブルス決勝も行われており、第３シードのクルム伊達公子（日本）/藤原里華（日本）組がＳ・アービッドソン（スウェーデン）/Ｋ・カネピ（エストニア）組に6-2, 4-6, [10-5]の接戦で勝利、見事タイトルを獲得している。

４１歳のクルム伊達にとって、これがキャリア通算３度目となるダブルス優勝となる。また３０歳の藤原にとっては、これが嬉しいWTA初タイトルとなった。