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テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会初日の16日、女子シングルス1回戦が行われ、クルム伊達公子(日本)はE・ダニリドー(ギリシア)に3-6, 2-6のストレートで敗退、初戦突破はならなかった。
4年連続で今大会の本戦出場となるクルム伊達は、第2ゲームでダニリドーにブレークを許し0-2とされてしまったものの、そこから3ゲームを連取して3-2とリードを奪う。
しかし、ここからダニリドーが4ゲームを連取して第1セットを先取すると、第2セットも勢いに乗り4-0と大きくリードを奪う。
8ゲームを連続で奪われたクルム伊達は、第2セット第5ゲームでようやくキープに成功する。しかし、ミスが先行してしまったクルム伊達はブレークチャンスを見出すことができず、そのままダニリドーに逃げ切られてしまった。
この試合を通して積極的にダウン・ザ・ラインに展開していたクルム伊達は、ダニリドーを上回る18本のウィナーを決めたものの、43本もの凡ミスを犯していた。一方のダニリドーは、凡ミスを14本に抑えていた。またこの日は風が強く、両者ともに6本のダブルフォルトを犯していた。
41歳で今大会の本戦に出場するのは、オープン化以降で2番目に最高齢での挑戦となったクルム伊達。彼女が初めて全豪オープンに出場したのは1990年のことで、この時は世界ランク1位のC・ウォズニアキ(デンマーク)は生まれていなかった。
1994年にはベスト4にも進出していたクルム伊達だが、12年のブランクを経て現役復帰してからは、4年連続での1回戦敗退となった。
クルム伊達は今シーズンの開幕戦に選んだ下部大会で、シングルスとダブルスの両方で決勝に進出という好成績を残していたが、そのことで大腿部に疲労が蓄積していた。
「6日間で9試合は多すぎました。」と語ったクルム伊達だが、この日の試合に影響はなかったとしている。
またクルム伊達は、2度目の引退については白紙の状態としており、続けられる限り、現役を続行する意欲を見せている。
「シーズンが終わる頃、もし次の年も続けられるなら続けます。もし疲れているなら、辞めます。いつでも辞められます。多分、45歳までか50歳まで続けるか分かりません。」と、クルム伊達は笑いながら答えた。
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