女子テニスツアーのコレクター・スウェーデン・オープン（スウェーデン/バスタッド、賞金総額２２万ドル、クレー）は火曜日、シングルス１回戦の残り１０試合が行われ、第２シードのＦ・ペネッタ（イタリア）が予選を勝ち上がったＯ・ロゴウスカ（オーストラリア）を6-2, 7-5のストレートで下し、今季クレーでの初勝利を飾り、初戦突破を果たした。
ペネッタはヨーロッパのクレーシーズン開幕直後のマルベーリャとシュトゥットガルドを肩の怪我から欠場。その後のマドリッド、ローマ、そして全仏オープンでは初戦敗退を喫していた。この日は快調に試合を進め、第２セットも５－２とリードを奪いそのまま勝利するかと思われた。しかし、そこからロゴウスカの反撃を許し５－５まで追い上げられてしまう。
しかし再び集中を高めたペネッタは、その後９ポイント中８ポイントを獲得。しかも、最後の４ポイント中３ポイントをサービスエースを叩き出すなど、１時間３０分で勝利を飾った。
「第２セットの５－２までは簡単に試合を運ぶことができました。でも急に緊張してしまいました。よくあることです。今日の勝利は今シーズンのクレーでの初勝利なので、とても誇りに思います。」と試合中の心境の変化を語ったペネッタは、２００９年から開催されている今大会では、過去２年連続でベスト４入りを果たしており、今年は決勝進出を狙う。２回戦では主催者推薦のＡ・ブラジニコワを6-2, 6-2で倒したＡ・クルベール（ドイツ）と対戦する。
また世界ランク１位で第１シードのＣ・ウォズニアキ（デンマーク）は、Ａ・コルネ（フランス）を6-4, 6-4のストレートで退け順当に２回戦へ進んだ。この日は両者ともにサーブに苦しみ、２０ゲーム中１６ゲームがブレークされるブレーク合戦となったが、ウォズニアキが第１セットでは１度、第２セットでは２度のサービスキープに成功し、かろうじてコルネから勝利を飾った。
ウォズニアキは２回戦でＡ・フラヴァコバ（チェコ共和国）を6-1, 5-7, 6-4のフルセットで倒したＳ・アービッドソン（スウェーデン）と対戦する。ウォズニアキはアービッドソンに対して４勝１敗と勝ち越しているが、その１敗はウォズニアキが１５歳の頃の初対戦の時のもので、その後は４連勝している。もしこの２回戦で勝利すると、ウォズニアキは今季５０勝目を飾ることとなる。
その他の試合結果は以下の通り。
Ｖ・ドゥシェヴィナ（ロシア） (5) ○-× Ｍ・バーテル（ドイツ）, 6-2, 7-6 (7-2)
ＭＪ・マルチネス=サンチェス（スペイン） ○-× Ｉ・ベネソバ（チェコ共和国） (6), 6-2, 6-0
Ｐ・エルコグ（スロベニア） (8) ○-× Ａ・タチシュビリ（グルジア）, 7-5, 6-3
Ｎ・ヤゴステラ=ビベス（スペイン） ○-× Ａ・リム（フランス）, 4-6, 6-2, 6-2
Ａ・パーラ=サントンハ（スペイン） ○-× Ｔ・アレフェイバ, 7-5, 6-3
Ｓ・シルステア（ルーマニア） ○-× Ｍ・ルチッチ（クロアチア）, 7-5, 2-6, 7-5
今大会の優勝賞金は３万７０００ドル。
（2011年7月6日10時38分）
ジョコ撃破の勢い維持、初の8強へ 
