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男子テニスツアーのタイ・オープン（タイ/バンコク、賞金総額５５万１０００ドル、ハード）が２７日に開幕し、初日の月曜日はシングルス１回戦４試合が行われ、第７シードのＶ・トロイキ（セルビア）がＭ・キウディネッリ（スイス）を6-3, 6-1と、わずか６４分で一蹴するなどシード勢が順当に２回戦進出を果たした。

世界ランク４８位のトロイキは第１セット、同６８位のキウディネッリから第５、第９ゲームで２度のブレークを奪い、そのセットを先取。第２セットもトロイキの勢いは衰えず、一気に５－０とリードすると、キウディネッリは第６ゲームで自身のサーブをキープするのが精一杯。トロイキは続く自身のサーブをキープして勝利を手中に収めた。

トロイキは昨年の今大会では準決勝で当時世界ランク７位のＪＷ・ツォンガ（フランス）を下すなど自身２度目のツアー決勝進出を果たしていた。決勝戦ではＧ・シモン（フランス）に敗れ惜しくも準優勝だったが、今年も２年連続での決勝進出へ向けて好調なスタートを切った。

その他、第６シードのＴ・デ=バッカー（オランダ）が主催者推薦のＭ・ロペス（スペイン）を7-5, 6-0のストレートで下して順当に２回戦へ進んだ。この日サーブが好調だったデ=バッカーは１１本のエースを記録し、第１セットで１度ブレークを許すものの、ロペスから５度のブレークを奪い圧勝。第２セットでは第１サーブでは１００％でポイントを獲得し、ブレークポイントさえ握らせない完璧なプレーを見せ、６６分でロペスを退けた。

トロイキはＪ・ニエミネン（フィンランド）と主催者推薦のＤ・ウドムチョク（タイ）の勝者と、デ=バッカーはＤ・ブランズ（ドイツ）と２回戦で対戦する。ブランズはこの日、Ｉ・マルチェンコ（ウクライナ）を6-3, 6-4で下しての勝ち上がり。

残りの１回戦ではＦ・セラ（フランス）がＴ・ガバシュビリ（ロシア）を6-7 (1-7), 6-4, 6-4の逆転で倒して２回戦へ進んだ。セラは２回戦で、第８シードのＭ・ベレー（ドイツ）とＧ・ガルシア=ロペス（スペイン）の勝者と対戦する。

今大会は世界ランク１位のＲ・ナダル（スペイン）がトップ・シードとして出場。ナダル含め、上位４シード選手は１回戦が免除されており、２回戦からの登場となっている。ナダル以下、第２シードにＦ・ベルダスコ（スペイン）、第３シードにＪ・メルツァー（オーストリア）、第４シードにＥ・ガルビス（ラトビア）と続く。

今大会の優勝賞金は９万９７２５ドル。