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男子テニスツアーのオープン13(フランス/マルセイユ、賞金総額57万6000ユーロ、ハード)は火曜日にシングルス1回戦7試合を行い、第5シードのG・シモン(フランス)が敗れる波乱が起きた。その波乱を演じたのはO・ロクス(ベルギー)で、シモンを7-5, 6-2のストレートで下して2回戦進出を決めた。
世界ランク16位のシモンは、この日はサーブが不調で5度のブレークを許し、終始劣勢に立たされた。シモンは膝の怪我の影響で昨年の11月以来の試合だったが、復帰戦を白星で飾ることはできなかった。一方、同58位のロクスは168cmとトップ100選手中で最も低身長ながら、得意のリターンで攻め1時間35分で初戦突破を決めた。
ロクスはラッキールーザーのI・マルチェンコ(ウクライナ)とベスト8入りを懸けて2回戦を行う。マルチェンコは予選勝者のR・ベメルマンズを4-6, 6-3, 6-2の逆転で下しての勝ち上がり。本来3人に与えられる主催者推薦枠が今回2人にしか与えられなかったことから、予選第1シードだったマルチェンコが本戦入りを決め、その幸運を生かして勝利を飾った。
その他のシード選手では、第8シードのJ・ベネトー(フランス)が予選勝者のS・ボーリ(スイス)を7-6 (7-5), 7-6 (7-3)の接戦を制した。14本のサービスエースを叩き出しブレークを許さなかったボーリに苦戦を強いられたベネトーだったが、2度のブレークポイントを退け、各セットともタイブレークへと持ち込むと、底力で上回るベネトーが2時間でボーリを振り切った。2回戦ではF・セラ(フランス)と顔を合わせる。
昨年の今大会では、地元フランス勢の決勝戦となったが惜しくも今大会第2シードで出場のJW・ツォンガ(フランス)に敗れたM・ロドラ(フランス)。この日は予選勝者のE・ロジェ=ヴァセラン(フランス)を6-7 (5-7), 6-3, 6-4の逆転で退け、昨年同様決勝の舞台へ一歩前進した。2回戦では第7シードのM・バグダティス(キプロス)と対戦する。
その他の試合では、S・スタコフスキ(ウクライナ)がS・ボレッリ(イタリア)を6-3, 3-6, 6-4で、A・セッピ(イタリア)がA・クレマン(フランス)を7-6 (7-2), 7-5で、ラッキールーザーのJ・ウィアンナ(フランス)がD・イストミン(ウズベキスタン)を6-4, 1-6, 6-3でそれぞれ下し、2回戦へ進んだ。ウィアンナはロクスの兄であるC・ロクス(ベルギー)が腰痛のため試合開始前に棄権を申し入れたため、本戦へ繰り上がり勝利を物にした。
スタコフスキは第1シードのR・ソデルリング(スウェーデン)と、セッピは第3シードのG・モンフィス(フランス)と、ウィアンナは第2シードのツォンガと2回戦で対戦する。今大会は上位4シード選手は1回戦が免除されており、2回戦からの登場となっている。
今大会の優勝賞金は9万2400ユーロ。
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