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男子テニスツアーのマスターズ1000シリーズであるモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、賞金総額275万ユーロ、クレー)は17日に準々決勝を行い、第1シードの世界王者R・ナダル(スペイン)がI・リュビチッチ(クロアチア)を6-3, 6-3で下し、準決勝進出を決めた。
これでナダルはクレーでの連勝記録を19に、今大会での連勝記録を25に伸ばした。
ナダルは同日に雨で延期となっていたN・ラペンティ(エクアドル)を6-3, 6-0で下しての準々決勝だったが、疲労の色を見せることなく、リュビチッチをストレート・セットで倒した。リュビチッチは同日にS・ボレッリ(イタリア)を7-5, 7-6 (7-2)で下しての準々決勝だった。
試合後、ナダルは「今日、2試合こなした感じはしないね。1試合目はそんなに長い試合ではなかったので、準々決勝では完全に100%の状態でプレーできた。これは重要なことだった。」と1日を振り返った。
一方でナダルはクレーにまだ完全には適応し切れていないと感じており、「もう少しコートの内側で(積極的に)プレーしないといけないし、ミスも減らして、サーブも向上させないといけない。」と話している。
ナダルは今大会、および全仏オープンで4連覇中であり、記録が伸ばせるか、注目されている。
ナダルは準決勝で第4シードのA・マレー(英国)と対戦する。マレーは雨で延期となっていた3回戦のF・フォニュイーニ(イタリア)戦を7-6 (13-11), 6-4で、準々決勝のN・ダビデンコ(ロシア)戦を7-6 (7-1), 6-4で、それぞれ切り抜け、クレーの大会で初のベスト4入りを決めた。これまでマレーは、クレーでの大会ではベスト8入りが最高成績だった。
ダビデンコは第2セットで4-1とリードしていたが、マレーはそこから5ゲーム連取の猛攻を見せ、見事、ストレート勝ちを収めた。
試合後、マレーは「彼(ダビデンコ)と対戦する時ははいつでも走らされる。だから今回はそれに対してきちんと準備して試合に入ったんだ。1-4からの逆転劇で疲れたので、今夜は寝るのが楽しみだね。」と語った。
ダビデンコは雨天延期となった第12シードD・ナルバンディアン(アルゼンチン)との3回戦を6-4, 5-7, 6-3でこなしてのマレー戦であり、体力的に差があったようだ。
第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)もシードを守って順当に勝ち上がり、準々決勝では第7シードのF・ベルダスコ(スペイン)を6-2, 4-6, 6-3で振り切った。ジョコビッチは第3セットの第6ゲームでベルダスコのサービスをブレークし、そのままフルセットの試合をものにした。
ジョコビッチは「ストレート勝ちすることはできたと思うけど、彼(ベルダスコ)は粘ってきた。またコートは(雨の影響で)本当に湿っていた。ボールのフェルトがはげてしまい、スピードが速くなっていた。コントロールが難しかったよ。」と述べた。
ジョコビッチは準決勝で第13シードのS・ワウリンカ(スイス)と対戦する。ワウリンカは準々決勝で予選勝者のA・ベック(ドイツ)を6-2, 6-4で下した。
ジョコビッチとワウリンカは過去に7度対戦しており、ジョコビッチが5勝している。最近の4試合ではいずれもジョコビッチが勝っている。
ワウリンカは「彼(ジョコビッチ)と対戦できるなんて光栄だね。今回は(自分の得意な)クレーだしね。体力戦になると思う。彼はとても攻撃的にプレーしてくるだろうね。」とすでに対戦相手の分析を行っていた。
ワウリンカは木曜日に同胞で第2シードのR・フェデラー(スイス)に対して番狂わせを演じており、今大会の台風の目となっている。
今大会の優勝賞金は43万4000ユーロ。
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