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(ニューヨーク州フラッシング)
今季ウィンブルドンの覇者V・ウィリアムズ(アメリカ)は、タフなドローをものともせず、月曜日からスタートするUSオープンで3度目の優勝を狙っている。第12シードとなったヴィーナスの山には第1シードので全仏オープン覇者のJ・エナン(ベルギー)、そして急成長のJ・ヤンコビッチ(セルビア)とA・イバノビッチ(セルビア)らがいる。
それでもヴィーナスは自信に満ちあふれている。ウィンブルドンでは昨年のUSオープン覇者M・シャラポワ(ロシア)、2004年のUSオープン覇者S・クズネツォワ(ロシア)、イバノビッチ、そして決勝では伏兵M・バルトリ(フランス)を下して優勝した。
ヴィーナスの1回戦の相手は予選勝者のK・ナジ(ハンガリー)ーであるが、順当に行けば3回戦で第21シードのA・ボンダレンコ(ウクライナ)と顔を合わせる。また4回戦ではイバノビッチ、準々決勝ではヤンコビッチ、そして準決勝では妹のS・ウィリアムズ(アメリカ)とエナンの勝者が待ち構える。
27歳になったヴィーナスはUSOpen.orgの取材に対し「ウィンブルドンのときの調子が出れば、優勝できると思うわ。」と話した。「以前よりもいいプレーができていると感じているけど、ウィンブルドンのときのようにコートに行ってそれを実行しないとね。それだけよ。」
過去グランドスラム大会で2度準優勝しており、現在はテレビコメンテーターを務めるMJ・フェルナンデスは、ヴィーナスは全米で優勝できる状態にあると述べる。「ヴィーナスはウィンブルドン以降、サンディエゴの大会でしかプレーしていないけど、A・チャクエタゼ(ロシア)戦ではマッチポイントを握ったものの結局敗れた。全米で優勝できるだけのものはもっているわ。ウィンブルドンで4勝目を挙げることができて、自信を持っているはず。」
女子のドローでウィリアムズ姉妹は米国選手の中で唯一のシード勢であり、両者は月曜日のナイトセッションで連続してプレーする。
ウィリアムズ姉妹は今季、セリーナが全豪オープンのタイトルを、ヴィーナスがウィンブルドンのタイトルを獲得している。また全米ではセリーナが1999年と2002年に、ヴィーナスが2000年と2001年に優勝しており、姉妹で4連覇を飾っている。
フェルナンデスは、セリーナが痛めた左手親指を克服できると考えている。セリーナはUSオープン上位進出を視野に入れながら、この故障のため、ウィンブルドン以降試合に出場していない。
フェルナンデスは「セリーナにとっていいことには、十分な練習ができているということ。彼女をサンディエゴの大会で見かけたけど、コートで毎日練習していたわ。だから彼女の左手がよくなれば、期待できる。私はセリーナの能力を買っているから、グランドスラム大会で優勝するにも試合をこなしてからグランドスラム入りする必要はないと思っているわ。」と話した。
フェルナンデスのこのコメントに対してはエナンは一言、言いたいところだろう。
順当に行けばセリーナは1回戦でA・クルベール(ドイツ)と対戦する。その後はベスト8入りするまでにL・サファロバ(チェコ共和国)、V・ズヴォナレーワ(ロシア)、そして第10シードのバルトリらがいる。準々決勝では第1シードのエナンとの対戦が濃厚。もしそうなった場合、両者はグランドスラム大会の準々決勝で3回連続で顔を合わせることになる。
米国デビスカップ監督のP・マッケンロー(アメリカ)は、昨年覇者のM・シャラポワは上記選手とは異なる山に入っており、比較的楽なドローであると考える。「6人の優勝候補のうち5人、つまりエナン、セリーナ、ヴィーナス、ヤンコビッチ、そしてイバノビッチが上半分のドローに入っている。6人目は勿論シャラポワさ。」
続けてマッケンロー監督は「個人的な意見では、この6人が優勝候補で、そのうち5人が上半分のドローにいる。ここで生じる推測は、上半分のドローから抜け出した人は疲労しているかも知れない、ということ。もしそうだとしたら、シャラポワが優勝するチャンスは大だね。」と予想している。
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